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zoom RSS ハイドンの「ロシア弦楽四重奏曲」

<<   作成日時 : 2006/11/29 19:56   >>

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ハイドンの弦楽四重奏曲作品33から、その中の第5、2、1番を聴いてみた。この3曲は、ハイドンの作曲したすべての弦楽四重奏曲を通し番号で表示する場合、それぞれ第41、38、37番の番号を与えられる。この作品33は「ロシア・セット」と呼ばれ、これを聴いて触発されたモーツァルトが名曲「ハイドン・セット」6曲を作曲してハイドンに贈呈したというエピソードで知られている。演奏はHungarotonレーベルから出ているタートライSQで、1976年11月の録音である。なお第5、2、1番の順に聴いたのは、CDにこの順で収録されているからにすぎない。

楽章編成はいずれも4楽章で、第5番のみが急―緩―急―急、他の2曲が急―急―緩―急の構成となっている。さて第5番は、いかにもハイドンらしいのどかな第1楽章で始まる。第2楽章は一転して悲痛な調子だが、途中で大胆に転調する。第3楽章はスケルツォらしいスケルツォ。第4楽章はのどかに始まるが、途中で愛らしい曲調に変化する。
続く第2番は、やはりのどかな旋律の第1楽章で始まる。ぼくはこの楽章が特に好きだ。第2楽章は典型的なスケルツォと見えて途中から麗しい旋律に変化する。第3楽章の緩徐楽章はやはり穏やか。第4楽章は、弾むような調子だが、途中で転調が見られる。
最後の第1番は、短調の第1楽章で始まる。途中で転調して明るくなる場面があるものの、全体としては悲嘆にくれるような楽章となっている。第2楽章も短調が続くが、第3楽章は一転してのどかで美しい。途中で第1ヴァイオリンが美しい旋律を奏でる。第4楽章はプレストの表示で、速くそして激しい。胸の裡の何かを語るようだ。

このようにこれら3曲は、楽章間あるいは楽章の中で、多くの変化が見られる。モーツァルトはこうした点に魅せられたのかもしれない。ただぼくは思うのだけれど、モーツァルトの「ハイドン・セット」の中身のぎゅっと詰まった濃さに比べると、ハイドンのこれらの曲はやはり、どこかのんびりとしていて気楽に聴ける。そこがハイドンの長所であり、短所でもあると思う。なおハンガリーの名門タートライSQの演奏は無難で、安心して聴けるものだ。

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