クラシック音楽のある毎日

アクセスカウンタ

zoom RSS ドヴォルザークの「弦楽四重奏曲第14番作品105」

<<   作成日時 : 2007/02/02 22:10   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 4

画像
昨日に続いてヤナーチェクSQの演奏を聴こうと思い、DGから出ている同SQのBOXからドヴォルザークの「弦楽四重奏曲第14番変イ長調作品105」を聴いてみた(なおドヴォルザークの弦楽四重奏曲第13番は作品番号が106となっているので注意しなければならない)。この曲はドヴォルザークの弦楽四重奏曲の最後の作品ということになる。1957年2月の録音である。

さて第1楽章は、一見ベートーヴェンの後期を思わせるただならぬ気配で始まる。しかし間もなく民俗色の濃い活発な楽章に変わる。第2楽章はチェコの民族的な旋律が美しい。第3楽章は緩徐楽章だが、この曲の白眉だろう。思わずはっとするほど美しい。ドヴォルザークらしくない(?)洗練された美しさが感じられ、崇高な雰囲気がやどっている。第4楽章は一転して、リズミカルで、ドヴォルザークらしく民俗的で軽快な楽しい楽章だ。
ドヴォルザークの弦楽四重奏曲というと「アメリカ」がダントツに有名だが、この曲を聴くと他にも良い曲があることがわかる。ぼくの記憶では、あのアルバン・ベルクSQも、5年くらい前この曲を録音したはずだ。だいたいドヴォルザークというと、交響曲や協奏曲が圧倒的に有名だが、実は室内楽に名曲が多いのではないだろうか。この点、ブラームスと事情が似ている。

ヤナーチェクSQの演奏は中々スケールが大きく、表現力の豊かなもの。同じチェコでも洗練された演奏を聴かせてくれたスメタナSQとは、まるで持ち味が異なっている。東欧には昔からこのような個性的なすぐれた弦楽四重奏団がたくさんあったように思うが、ヤナーチェクSQも忘れられない存在だ。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
ドヴォルザークは音楽史上きってのメロディーメイカーであり、
その最上の成果は室内楽に現れているような気がします。
個人的には作品105より206のほうが好きですが、
でもどちらも良い曲ですね。
ブリリアントから出ている、ドヴォルザークの弦四全集(シュターミッツ四重奏団)で
聴くことが多いですが、
最近クレスト1000で、カルミナ四重奏団による12番/14番が出ました。
非常に個性的で斬新な演奏でした。
木曽のあばら屋
URL
2007/02/08 22:27
木曽のあばら屋さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
私も弦楽四重奏曲作品106は好きです。
作品105と106は同じくらい良い曲だと思います。
ドヴォルザークは仰るとおり弦楽四重奏曲以外の室内楽
にも、ピアノトリオ、ピアノ四重奏曲等、良い曲が多い
と思います。
カルミナSQは私は98年に実演を聞いたことがありま
す。現代には珍しく柔らかい音を聞かせる良い団体だと
思い感心しました。ただ最近4、5年、録音・来日とも
に途絶えてしまっているような気がするのですが…。
アルトゥール
2007/02/09 20:48
はじめまして。Johann Fortnerと申します。
私も木曽のあばら屋さん同様、作品105より作品106の方が好きです。というのは、70年代にアルバン・ベルク四重奏団が作品106を録音しており、これが名演なので、作品106の方が繰り返し聴く機会が多かったからです。作品106では特に第2楽章が最高ですね。
これは個人的な偏見なのですが、アルバン・ベルク四重奏団のピークは70年代で、80年代以降の演奏はいまいちピンとこないものがあります。
でも、もちろん作品105も名曲で、その前の作品104のチェロ協奏曲と合わせて、ドヴォルザークから最高傑作を3曲選べと言われたら、この3曲になるんじゃないかなと思います。
ドヴォルザークの室内楽曲では、あと作品81のピアノ五重奏曲も絶対に落とせない作品ですね。
Johann Fortner
2007/02/17 12:47
Johann Fortnerさん、はじまして。
コメントありがとうございます。
確かにメロディの美しさは作品106でしょうね。
私は以前はプラハSQの全集で聴いていましたが、
数年前ヴラフSQの国内盤が出たのを聴いて、良
い曲だと思いました。
Johann Fortnerさんの御指摘を受けて思い出した
のですが、ABQがテルデック時代にこの曲を録
音していましたね。ABQがEMI移籍後よりも
テルデック時代の方が良かったのというのは、仰
る通りだと思います。私は、ABQのモーツァル
トはEMIに録音したのは中古店に売り、テルデ
ック時代のだけを持っています。80年代以降の
録音は濃すぎてちょっと…。
アルトゥール
2007/02/18 00:38

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
ドヴォルザークの「弦楽四重奏曲第14番作品105」 クラシック音楽のある毎日/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる