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zoom RSS カラヤン メンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」

<<   作成日時 : 2007/03/20 19:54   >>

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メンデルスゾーンの交響曲で最も有名なのはあの明るく輝かしい第4交響曲「イタリア」で、次が第3番「スコットランド」ということになるのではないだろうか。ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏で第3「スコットランド」を聴いてみた。録音は1971年1月である。
メンデルスゾーンは20歳の時スコットランドを旅行し霊感を得たそうだが、実際の完成は33歳の時で、彼の全5曲の交響曲の中で最後に完成されたものである。

日本人はスコットランドと聞くと何を連想するだろうか。シェークスピア「マクベス」(全くの余談になってしまうけれど、ぼくはシェークスピア悲劇の中では「ハムレット」「オセロ」よりも「マクベス」「リア王」の方を好んでいる。「マクベス」で、主人公のマクベスが何かに取り憑かれたかのように次々に悪事・殺人に手を染めていく心理描写は、すごい迫力がある)の舞台にもなった冷たく霧深い風景、荒涼とした草原、独特の民族衣装と音楽、ウィスキー、それに中村俊輔とその所属するセルティックといったところだろうか。ぼくはスコットランドに行ったことはないので、その程度しか思い浮かばない。しかしこのメンデルスゾーン「スコットランド」は標題音楽を得意とした彼らしく、そのようなスコットランドのイメージを音楽によって描き切った名作だと思う。

この曲は4楽章構成だが、全楽章が続けて演奏される。まず第1楽章はまさに霧に包まれたうっそうとしたスコットランドの風景の音楽による描写だ。第2楽章は明るく躍動的に変わるが演奏時間は短く、穏やかで歌謡的な第3楽章に変わる。そして第3楽章に途中から再びうっそうとした雰囲気に変わる。第4楽章は躍動的だが、全体的に憂愁の影を帯びている。この「スコットランド」交響曲は、「イタリア」と並ぶメンデルスゾーンの傑作だと思う。

演奏はカラヤンとベルリン・フィルのコンビの全盛期のもので、音色の美しさ、演奏の精緻さは比類ないものだ。カラヤンはメンデルスゾーンやシューマン、ブラームスといったドイツ・ロマン派音楽との相性が中々良いのではないだろうか。

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メンデルスゾーン 〜 「スコットランド」「イタリア」
メンデルスゾーン スコットランド イタリア 生まれて初めて買ったCDです。というか、買ってもらいました。中学生の時に、兄に。当時は、ハイドン、モーツァルト、ヴェートーヴ... ...続きを見る
徒然
2007/10/22 16:42

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
 こんにちは。 
 カップリング曲目当てで買ったものの、ずっと聴かずにいたCDがあったので、(デプリースト指揮のもの)わたしも聴いてみました。
 メンデルスゾーンの交響曲は始めて聴きましたが、確かにロマンティックではあるものの、何だが気品のようなものもあり、とても気に入りました。
 実は、この間記事にされていたシューマンの「春」というのも、聴いてみたのですが、(タイトルにひかれて)わたしもメンデルスゾーンの方がよかったです。
 今後は、例によって、室内楽やピアノ曲の方に進んでいきたいと思っていますが、とても上品そうな感じがして、楽しみです。
(以前の記事にあった八重奏曲あたりでしょうか。16才というのがちょっと・・・・、という気もしますが)
Nora
2007/03/22 16:52
コメント有難うございます。
私は以前からメンデルスゾーンが日本で過小評価されて
いるように思っていました。
室内楽では一番にお勧めしたいのはピアノ・トリオ第1番
です。戦前のカザルス・トリオの録音があることからも分
かるように昔から名曲だと認知されているのだと思います。
私もロマンと憂愁と、そして気品にあふれる名曲だと思い
ます。また5年ほど前にミッシャ・マイスキーが録音した
チェロ・ソナタを聴いて(マイスキーの実演でも聴きまし
た)良い曲だと実感しました。他にも私の聞いたことのな
い名曲が存在するような気配を感じています。
アルトゥール
2007/03/22 19:13

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