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zoom RSS スークのヘンデル「ヴァイオリン・ソナタ集」

<<   作成日時 : 2007/03/23 22:26   >>

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今日は本格的な春の到来を思わせる良い陽気の日だった。こういう日に似合いそうな音楽をと思い、ヘンデルの「ヴァイオリン・ソナタ集」を聴いてみた。演奏はヨゼフ・スーク(ヴァイオリン)とスザナ・ルージイチコヴァ(ハープシコード)で、1975年6月から7月にかけての録音である。このCDには、ヘンデルの作品1のソナタの中からヴァイオリンのために作られたと思われる作品1の3、1の10、1の12、1の13、1の14、1の15の6曲が収録されている。

このヘンデルという作曲家は日本では人気が無さすぎるのではないだろうか。ぼくは小学生の頃に学校で「音楽の父はバッハで音楽の母はヘンデル」と教わった記憶がある。しかし今の日本では、バッハとヘンデルの演奏回数とかCDの売行きは、バッハ9対ヘンデル1か、それ以上に開いているだろう。諸外国の例については詳しく知らないけれど、ここまでヘンデルの人気のない国は珍しいのではないだろうか。
しかしぼくは、なかなかヘンデルは良い作品を残しているように思う。彼の本領は「メサイア」を始めとするオラトリオ(しかし「メサイア」以外のオラトリオ、「エジプトのイスラエル人」「マカベウスのユダ」などは国内盤CDは現在ゼロのはずだ)やオペラにあるのだろうが、器楽曲にも独特のスケールが大きく、おおらかで味わい深いものがある。この作品1のヴァイオリン・ソナタも中々の名曲ではないだろうか。6曲のどれがどうということはないようには思うけれど、どの曲もおおらかで伸び伸びして、その上、ほどの良い起伏を楽しむことができる。

ところでこの曲集にはぼくの個人的な思い出がある。今から5年前の2002年の3月のちょうど今頃、ぼくの息子は保育園を卒園した。午前に感動的な卒園式が終わった後、自宅で息子と妻と駆けつけてくれた義母とぼくの4人で昼食にお寿司の出前を頼んだ。こんな日にしか食べられないのだからと思い、特上寿司を頼みビールを飲んだ。その時にかけた音楽がこのスークとルージイチコヴァのヘンデル「ヴァイオリン・ソナタ」だったのである。その時のビールはぼくのこれまでの人生で最も美味いビールの1つだった。

なおスークの演奏はこの人らしく真面目なもの。もう少し伸び伸びした演奏の方がよいような気もするが、それはスークの持ち味ではないのだから、それを彼に要求するのは筋違いというものである。ルージイチコヴァと息の合ったアンサンブルで、ヘンデルの音楽の素晴らしさと引き出している。

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コメント(4件)

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アルトゥールさん、こんばんは!
スークの演奏は聞いたことがありませんが、実直な演奏が聞けそうで興味津々です。
やはり、ジャケット写真がありますと、雰囲気が伝わりやすいですね(私も一時期までまったく掲載していませんでしたが、最近は過去に遡ってまで載せたりしています)。
Niklaus Vogel
URL
2007/03/23 22:38
Niklaus Vogelさん、コメントとアドバイス
有難うございます。
スークの演奏は実直で、彼なりの演奏をする喜び
が伝わってきます。
ジャケット写真、私もがんばります!
アルトゥール
2007/03/24 10:39
 おっしゃるとおり、ヘンデルは、おおらかでのびのびとした旋律が魅力だと思います。聴いてると、何だか晴れやかな気分になれるので、わたしも大好きです。
 去年くらいから、イタリアン・ソロ・カンタータというのを集中的に聴いてきました。いよいよオペラに挑戦しようと思ってますが、どこから手をつけたらいいか、ちょっととまどってるのが現状です。
 ソナタは、リコーダーのものは聴いたことありますが、ヴァイオリンのものはまだなので、ぜひ聴いてみますね。
 ヴァイオリン、ヘンデルに合いそうですね。アルトゥ−ルさんの文章を読んだせいかもしれませんが、なんだかとても幸福な組み合わせのような気がします。

 このヘンデルなどは、
(前回の記事のダウランドや、そう言えばハイドンなどもそうですが)
 それこそ、宝の山、と言う感じですね。
 わたしは、宝の山を前にすると、何だか無性にうれしくなってしまいます。(笑)
Nora
2007/03/26 15:59
Noraさん、コメント有難うございます。
仰るとおり、ヘンデルのおおらかで伸び伸びして、
しかも堂々として気品のある音楽、私は大好きです。
リコーダー・ソナタは私もよく聞きます。スークと
ルージイチコヴァのヴァイオリン・ソナタは今はク
レスト・シリーズに収録されたので、安く入手でき
ますよ!
ヘンデルの声楽曲は実は私も未開拓の分野で、オラ
トリオ「メサイア」「マカベウスのユダ」くらいし
か聞いたことがありません。但し後者の有名な「勇
者は帰る」の雄大なコーラスに感嘆したことがあり
ます。オペラは「ジュリアス・シーザー」という作
品が最も有名だと思いますが…。

クラシックの世界はあちこちに宝の山がありますね。
この世界に入り込んだら最後、もう抜け出せないだ
ろと思います。私自身も一生付き合っていける趣味
だと思っています。
アルトゥール
2007/03/27 18:56

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