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zoom RSS ABQのモーツァルト「弦楽四重奏曲第14、17番」

<<   作成日時 : 2007/03/29 21:40   >>

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今日の東京は好天気に恵まれた。気温も上昇し、道端や電車の中から見える桜は八分咲きくらいまで咲いているように見えた。ちょうど今週末に満開を迎えることになりそうだ。一年で一番気候の良い季節ではないだろうか。

春にちなんで「春」の仇名を持つモーツァルトの弦楽四重奏曲第14番K387を聴いてみた。同じCDに併録されていた弦楽四重奏曲第17番「狩」K458も聴いてみた。K458の方は「狩」の仇名からいうと秋の方が聴くのにふさわしいのかもしれないが、やはり今日のような温暖な良い日に聴きたい曲だ。演奏はアルバン・ベルクSQである。ただし1980年代後半のEMIへの録音ではなく、1970年代後半(K387が1977年、K458が1979年)のテルデックへの録音である。従って、第1vnのギュンター・ピヒラー、vcのヴァレンティン・エルベンの他、第2vnがクラウス・メッツル(K458の方はゲルハルト・シュルツ)、vaがハット・バイエルレの初代メンバーである。

この両曲はともに名曲であり、本来一口に論じてはいけない。しかし明朗な曲想、急―急―緩―急の4楽章構成など似ている。両曲とも明るく活発だが、緩徐楽章では何か深淵を垣間見させるようなものがある。どちらかというとK458の方が活発で、ぼくは同曲のリズミカルな第4楽章が昔から大好きでいる。聴いてみて、ともに今日のような陽気の日に聴くのにふさわしい曲だと思った。

アルバン・ベルクSQ(ABQ)の演奏は、各奏者の技術の高さ、アンサンブルの精緻さ、ピヒラーのリードといったABQの特徴はすでに顕著に現れているものの、テルデック時代らしいフレッシュさが残っている。少数意見かもしれないが、ぼくはABQのモーツァルトは、後年のEMIへの熱く濃い録音よりも、このテルデック時代の節度の感じられる録音の方が良いように思う(実はぼくはABQのモーツァルトのEMIへの録音は中古店に売却してしまった)。

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モーツァルト 第15番ニ短調 KV421 アルバン・ベルク四重奏団
相性というものがあるのだろうか、モーツァルトの場合ジャンルによっては大きな壁が立ちはだかって親しみにくいものがある。たとえば、協奏曲ならばピアノ協奏曲は初期のものも含めてとても好きだが、ヴァイオリン協奏曲となるとまったく親しみがわかない。リートとなるとかなり辛いものがある。これとならんで難解の極致となっているジャンルが弦楽四重奏曲である。 ...続きを見る
String Quartets
2007/03/29 22:00

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
アルトゥールさん、こんばんは! 私も一昨日このセットから第15番を取り上げましたので、失礼ながらTBさせていただきました。
私は弦楽四重奏曲の世界はまだまだ初心者ですが、やはりアルバン・ベルク四重奏団に関しては、EMIよりもTELDEC時代の音色を好んでいます。室内楽に詳しいアルトゥールさんと同意見でほっとしています。
ところで、拙ブログの別室(String Quartets)にアルトゥールさんのブログをリンクさせていただければと存じます。よろしくお願い申し上げますm(_ _)m
なお、別室ではNiklaus Vogelではなく、凛虞と名乗っています(笑)。
凛虞
URL
2007/03/29 22:03
凛虞さん、コメント有難うございます。
モーツァルトのハイドン・セットは6曲とも中身が
ぎっしり詰まった名曲だと思いますが、私も第15
番K421がとりわけ好きです。ABQは、凛虞さ
んの仰る通りTELDEC時代の方が室内楽のフォルムを
維持しているように思い、好んでいます。
凛虞さんの別室、お伺いしたことがあります。近年
のカルテットは私はよく分からず、別室で色々教え
て頂きました。リンク大歓迎です。
アルトゥール
2007/03/30 21:30

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