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zoom RSS クレーメル&アファナシェフ シューベルト「ヴァイオリン作品集」

<<   作成日時 : 2007/04/15 20:26   >>

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4月15日「勝手にヴァイオリンの日」(協奏曲でも独奏曲、ソナタでも可)」について
今日4月15日は、garjyuさん、miwaplanさん、ダンベルドアさんのお三方による「勝手にヴァイオリンの日」です。ぼくはちょうど昨日パールマンのベートーヴェン「スプリング・ソナタ」を聴いたばかりだったので、1980年代からパールマンと並び称されてきたギドン・クレーメルの録音を聴いてみようと思い立ちました。クレーメルはバッハから現代音楽まで広いレパートリーを有していますが、バッハやベートーヴェンの有名曲では面白くないし、今日のような春の陽気にふさわしい曲をと考えて思いついたのが、奇才ヴァレリー・アファナシエフと共演したシューベルトのヴァイオリン作品集です(国内盤でPOCG1497ですが、既に廃盤です)。ヴァイオリン・ソナタD574、ヴァイオリンのためのロンドD895、それにヴァイオリン幻想曲D934の3曲が収録されています。1990年1月の録音です。

これら3曲はともにシューベルトの歌謡性、旋律美を堪能することのできる美しい作品です。最初のD574はたいそうメロディが美しく、とりわけ第3楽章アンダンティーノは絶美といえるほどです。
次のD895は約14分ほどの曲ですが、ぼくはこの録音で初めてこの曲を知り、あまりの美しさに陶然となった思い出があります。ピアノの分散和音に乗ってヴァイオリンが美しい旋律美を奏でるところから始まりますが、途中に起伏があり、繊細で心優しいだけでなく激しく力強い部分もある振幅の大きい曲です。
最後のD934は、3曲の中で最も知られている曲でしょう。ピアノのトレモロに乗ってヴァイオリンが旋律を奏でる導入部分は、霧深い草原を思わせるようで、その名の通り幻想的です。以降ヴァイオリンが終始美しく心優しい旋律を奏でます。ぼくはこの曲も、D895とともにたいへん好きでいます。
3曲とも、ヴァイオリンの旋律楽器のとしての魅力を存分に開花させたシューベルトならではの魅力に満ちた名品だと思います。

演奏はアファナシェフのテンポの遅い(特にD934)伴奏に乗って、クレーメルが心ゆくまで美しい旋律を奏でるといった風情です。クレーメルというと変わったことをやる鬼才のイメージが強いように思いますが、彼にはこういう一面もあるのだということを認識させられます。彼は録音当時の1990年代前半、シューベルトをDGに何枚か録音しています。本CDに収録されている演奏は3曲とも、現在DGから出ているクレーメルのシューベルトのボックス(ただし輸入盤です)に収録されており、比較的容易に入手することができると思います。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
勝手にヴァイオリンの日、ご参加ありがとうございます。
この2人のコンビのブラームスのソナタ集に一時メロメロになったことあります。テンポは遅いがダレルことがない。
このシューベルトの作品集がこのコンビとは知りませんでした。
早速CD屋巡りですね。

次回勝手にxxの日はロシア5人組です。よろしくお願いいたします。
garjyu
URL
2007/04/16 23:11
 「春」のところでコメントしたように、クレーメルは、聴いたばかりなので、いきなりつながってびっくりしました。
 それにしても、今回の文章には、鬼気迫るものがありますね。(笑)
 この曲は、まったく聞いたことないですが、すばらしい音楽が聴こえてきそうです。
 いつもは図書館ですが、今日は速攻、買って帰ります。

 ところで、今夜は、無事コンサートに行けてらっしゃるとよいのですが・・・・。
 では。
Nora
2007/04/17 17:07
garjyuさん
コメント有難うございます。
またレスが遅れ申し訳ありませんでした。

クレーメルとアファナシェフのブラームス全集は
私も持っています。仰るとおりあのテンポながら
緊張感のある演奏で、私も好んで聴いています。
この2人の共演が聴けなくなったのは残念なこと
です。

次回の「ロシア五人組」ですが、私は苦手なんで
すよ。どうしようか悩んでいるところです。
アルトゥール
2007/04/18 07:41
Noraさん
コメント有難うございます。

このクレーメルとアファナシェフのシューベルトは、
何回も繰り返して聴いた私にとって特に思い入れの
強い1枚なんですよ。ただシューベルトのこの同じ
曲では、後で買ったERATOのオクレール&ジョワ盤の
方が、今から考えると上品でおしゃれで一般に受け
入れられやすい演奏かな…と思います。クレーメル
盤を速攻で既にお買いになっていた場合は、ごめん
なさい。

昨日のコンサートは遅刻してしまい、最初の曲は聴け
ませんでしたが、メインのブルックナー第4は聴くこ
とができました。近々ブログに感想を書く予定でいま
す。
アルトゥール
2007/04/18 08:03
 こんにちは。またまた古い記事で恐縮です。
 速攻で大型ショップを3軒回ったのですが、クレーメルのBOXセットというのは幸か不幸かどこにもありませんでした。
 帰宅後コメントを拝見し、今度は図書館にダッシュ、他館からのお取り寄せで、無事エラート盤を聴くことができました。
 また、ついでに、スズケのモーツァルトVnソナタ全集も、ついに入手いたしました。
 長くなりそうなので、感想はぜひ自分のところに書かせていただきたいと、思ってますが、どちらも、ほんとにすばらしかったです。
 教えていただいてよかった!
 特にシューベルトは、曲がことのほか良かったので、クレーメルも探してみます。
 とりあえずはご報告だけ。
Nora
2007/04/23 14:11
Noraさん、コメント有難うございます。
拙ブログがお役に立てて光栄です。

エラートのオクレール盤では、D934、D895の他に
3曲のソナチネが収録されていると思いますが、こちらも
素敵な曲ですよね。クレーメルのシューベルトのBOXは
最近(?)タワーレコードで見かけたように思ったのです
が、記憶違いかもしれず、申し訳ありませんでした。
ズスケのモーツァルトは、ワルター・オルベルツのピアノ
も良かったと思います。
アルトゥール
2007/04/23 19:11

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