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zoom RSS ミルシテインのラロ「スペイン交響曲」

<<   作成日時 : 2007/06/21 19:55   >>

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今日はラロ「スペイン交響曲」を聴いてみた。演奏は、ナタン・ミルシテイン(vn)、ウラディーミル・ゴルシュマン指揮セントルイス交響楽団で、1955年の録音である。もともとEMIに録音されたものを、最近Testamentレーベルが復刻したものである。

ここ1週間くらい真夏のような暑い日が続いている。ラロの「スペイン交響曲」はこのような暑い日の夜にぴったりの曲ではないだろうか。この曲は全4楽章にわたりスペイン風の異国情緒とヴァイオリンの超絶技巧にあふれている。とりわけ第3楽章は旋律が美しく、第4楽章は楽しい。深さには今ひとつ欠けるように思われるが、エンターテインメントとしてヴァイオリン音楽としては、パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番などと並び最高の作品だと思う。聴き手はソロ・ヴァイオリニストの妙技を思う存分楽しむことができる。カクテルを嗜みながら耳を傾ければ至福の時間が訪れる(今日のぼくはカクテルを嗜むという訳には行かなかったけれど…)。

ナタン・ミルシテインは昔からぼくの最も好きなヴァイオリニストの1人だ。やや線が細いながらもぴんと張った気品のある美しい音と、端正な演奏スタイルに魅せられる。このスペイン交響曲の録音では、意外に(?)自由奔放な演奏を繰り広げている。ただ古いモノラル録音のためミルシテインの美音が十分にとらえられていないのは惜しい。

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