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zoom RSS ダールのJ.S.バッハ「ヴァイオリン・ソナタ第1〜3番」

<<   作成日時 : 2007/10/28 19:18   >>

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今日の首都圏は台風が通過した後で、好天気に恵まれました。息子の今日は朝からずっと塾でした。妻とぼくは、昼食時に2人で散歩を兼ねて電車で隣駅に行き、オープン・カフェでランチをとりました。そしてそのままオープン・カフェで、息子のことやダルビッシュ投手の話題など、いろいろ話をするという少し贅沢な時間を過ごしました。

今日聴いたのは、バッハの「ヴァイオリンとチェンパロのためのソナタ」です。全部で6曲ありますが、今日は第1番BWV1014、第2番BWV1015、第3番BWV1016の3曲を聴きました。演奏はルーシー・ファン・ダール(vn)とボブ・ファン・アスペレン(cemb)のNAXOSへの録音です。両者とも古楽器を使用しています。録音年月は1999年3月22〜24日です。

さてこれら3曲を聴いて感じるのは古典的な形式美です。3曲とも緩―急―緩―急の4楽章構成がしっかりと守られていますし、各曲とも、各楽章の演奏時間はこのダール盤で3〜5分の間に収まっています。曲の性格は、第1番が端正で情緒豊か、第2番が清朗でのびのびしており、第3番がのどかで第4楽章が流麗と、それぞれ魅力あるものですが、個人的には特に第2番に魅かれます。
バッハの「ヴァイオリン・ソナタ」は「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」と比べると実演・録音ともに少ないように思いますが、「無伴奏ヴァイオリン…」と並ぶ名曲だといえるでしょう。

ダール(余談ですが、音楽誌等ではダール、アスペレンと表記されています。しかしオランダ人では姓にファン(van)も含め、ファン・ダール、ファン・アスペレンと表記するのが通常なのではないでしょうか。身近な例を挙げると、サッカーのオランダ代表選手はファンバステン、ファンニステルローイなどど表記されています。)は、アンナー・ビルスマの主催する古楽器アンサンブル、ラルキブデッリの第2ヴァイオリン(第1ヴァイオリンは、ビルスマ夫人のヴィラ・ベス)で、18世紀オーケストラのコンマスも務めるバロック・ヴァイオリンの名手です。またアスペレンもビルスマ等と共演したり、単独での録音も多いバロック・チェンバロの名手です。
ところで古楽器演奏というと、80年代以前のアーノンクールやノリントンのように過激な演奏のイメージがあるのではないでしょうか。しかしこの演奏でのダールとアスペレンは、過激とは正反対の落ち着いた演奏を聴かせてくれます。非常に誠実で真摯な演奏です。このような落ち着いた演奏をすることで、古楽器の柔らかい響きが直接聴き手に伝わってきます。非常な名演だと思います。
ぼくはバッハの「ヴァイオリン・ソナタ」は他に、シェリング&ヴァルヒャ、コーガン&リヒター盤も持っていますが、さすがに両者とも古く感じられ、最近はもっぱらこのダール&アスペレンのNAXOS盤で聴いています。

以下は余談です。ぼくは2004年4月12日に、ダールの来日公演を聴いたことがあります(東京都中央区の浜離宮朝日ホールででした)。共演は渡辺順生さんでした。演奏後サイン会があったのですが、サインの対象となる商品がこのNAXOSへの録音だけですでに買った後だったので、同じCDを2つ買うのはもったいないと思い、サインをもらうのを断念して帰宅しました。しかし後で、やっぱりあの場で買ってサインをしてもらい、最初に買ったCDは中古店に売却すればよかった、と後悔したものでした。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
 おはようございます。
 オープンカフェでランチ、いいですねー。日曜はほんとに天気がよかったので、最高だったんじゃないでしょうか。
 わたしも、日曜は、前夜のダルビッシュの完投勝利のことを思い出して、にやにやしていたのに、それが・・・・。
 ちょっと今ひきつっています。

 気をとりなおしてバッハのことですが、
 わたしもこのCD、大好きです。おっしゃるようにすごく自然で美しい演奏で、このような演奏を聴くと、もう、古楽器だ、モダン楽器だ、などと画一的に分けて考える時代ではないのかな、という気がしてきます。
 ダールは、無伴奏などもすばらしいですね。
 アスペリンも、平均律など、レオンハルトの名盤をもっと聴きやすくしたような美しい演奏で、(さすがに直弟子)もっともっと評価されていいと思います。 
Nora
2007/10/31 10:02
 おはようございます。
 オープンカフェでランチ、いいですねー。日曜はほんとに天気がよかったので、最高だったんじゃないでしょうか。
 わたしも、日曜は、前夜のダルビッシュの完投勝利のことを思い出して、にやにやしていたのに、それが・・・・。
 ちょっと今ひきつっています。

 気をとりなおしてバッハのことですが、
 わたしもこのCD、大好きです。おっしゃるようにすごく自然で美しい演奏で、このような演奏を聴くと、もう、古楽器だ、モダン楽器だ、などと画一的に分けて考える時代ではないのかな、という気がしてきます。
 ダールは、無伴奏などもすばらしいですね。
 アスペレンも、平均律など、レオンハルトの名盤をもっと聴きやすくしたような美しい演奏で、(さすがに直弟子)もっともっと評価されていいと思います。 
Nora
2007/10/31 10:03
Noraさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。

拙記事にはのんびりした日曜を過ごしたかのごとく
書いてしまいましたが、実は息子の受験のことで内心
はカリカリしていたんですよ。妻はのほほんとした性
格なのでそうでもなかったようですが…。

ファイターズは、今日何とか1勝を返して札幌に帰り
たいですね。

古楽器演奏もすっかり浸透し、古楽器奏者の中にも個性
の違いが現れる時代になってきました。バッハも仰ると
おり、もう古楽器だ、現代楽器だという時代ではないで
すね。良いものは良い、好きなものは好きという姿勢を
貫けばよいのではないかと思います(バッハに限った話
ではありませんが)。ダールは無伴奏もすばらしいと思
います。ただし無伴奏は激戦区なので、ダールがベスト
だと言い切る自信はありませんが…。
アスペレンは平均律も良いですか。私はチェンパロの平均
律は持っていないので、次買うとしたらアスペレンでしょ
うね。ただし息子の塾の費用が高いので、ここ1年音楽に
かけられるお金は激減しています(笑)
アルトゥール
2007/11/01 07:53

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