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zoom RSS コープマンのヘンデル「オルガン協奏曲」

<<   作成日時 : 2008/03/20 21:51   >>

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今日の東京は1日中雨で、気温も冬に逆戻りしたかのように寒くなりました。トン・コープマン(オルガン、指揮)とアムステルダム・バロック管弦楽団の演奏するヘンデルのオルガン協奏曲作品7の1から、7の5までの5曲を聴きました。1984年、ERATOへの録音です。

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前にも本ブログに書いたことはあるのですが、日本ではヘンデルの人気がなさすぎるのではないでしょうか。ぼくは小学生時代、音楽の授業で「音楽の父はバッハ、音楽の母はヘンデル」と教わったことを覚えています。しかし実際には、CD店をのぞいたり実演の回数からすると、バッハとヘンデルの割合は9対1かそれ以上に開いているように思います。ヘンデルの人気がバッハと比べてこれほど劣っているのは、日本だけではないでしょうか。
日本ではヘンデルの曲でよく聴かれるのは、オラトリオ「メサイア」と、「水上の音楽」や作品1のソナタなどごく一部に止まっています。もっともぼく自身も、ヘンデルは聞いたことのない作品が多く、あまり偉そうなことは言えませんが…。これからヘンデルの聞いたことのない作品を新たに聴いていくのは、今後の人生の楽しみの1つだと思っています。

ヘンデルがその生涯に心血を注いだのは、オラトリオとオペラであると聞いたことがあります。「水上の音楽」などの器楽曲は手すさびのように書かれたものなのかもしれません。しかしそうした音楽からも、ヘンデルらしい雄大でおおらかな性質は伝わってくるのです。
今日聴いた作品7の「オルガン協奏曲」もそのような音楽です。なんとまた、おおらかで壮大で伸び伸びした美しい音楽なのでしょうか。音楽を演奏する喜びがそのまま伝わってくる音楽です。聴き手は安心して、豊饒な音の海に身を浸すことができるのみです。

この「オルガン協奏曲」とか作品6と3の「合奏協奏曲」は、ヘンデルがオラトリオやオペラの幕間に聴く音楽として作曲したという話を読んだことがあります。なるほど思わせられるエピソードです。「オルガン協奏曲」は、緊迫した深遠なオラトリオの聴き手が、途中で一服してリラックスするのにちょうど良いように思われるからです。しかし、オラトリオやオペラの幕間にこのような美しい音楽を聴いてリラックスするとは、当時の聴衆も贅沢なものです。

コープマンの演奏はもちろん古楽器によるもので、柔らかく美しい音と、即興にあふれたものです。特にオルガンの音はたいへんクリアで美しいものです。ぼくがは1時間強、バロック音楽を聴く喜びを堪能することができました。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。
確かにヘンデルの評価は日本では低すぎるかもしれないですね。
私は合奏協奏曲を好んで聴いていますがオペラは全然聴いたことありません。
そもそもCD国内盤でヘンデルのオペラなどは置いているところを見たことがありません。

確かに、
私もヘンデルはほとんど未踏の作曲家なので、今後の楽しみにはなりますね。
ピースうさぎ
2008/03/20 23:18
ピースうさぎさん、コメント有難うございます。
合奏協奏曲は、オルガン協奏曲と並ぶヘンデルの名作ですね。
ヘンデルのオペラは、私も聞いたことがありません。
またオラトリオも「メサイア」と「マカベウスのユダ」を
持っているだけです。
しかし昨年、BCJがオラトリオ「エジプトのイスラエル人」
を取り上げたそうで、こうしたことをきっかけにヘンデルが
少しずつ評価されていくことを期待しています。
アルトゥール
2008/03/21 18:12
こんにちは。
ヘンデルのオルガン協奏曲、
確か16曲ありますが、どれも良いですね。
コープマンの演奏と、コレギウム・アウレウムの演奏を持っています。
明るく活力にあふれたコープマン、
優雅で古風な味わいのコレギウム・アウレウム、
というイメージを持ってます。

ヘンデルでは合奏協奏曲作品6が大好きです。
オペラは私も聴いたことがありません。。。
木曽のあばら屋
URL
2008/03/22 14:25
木曽のあばら屋さん
コメントを頂き有難うございます。

私は、ヘンデルのオルガン協奏曲はコープマンだけ
です。コレギウム・アウレウムの古風な演奏も
聴いてみたいです。一躍、次の候補になりました。
合奏協奏曲作品6、私はアーノンクール盤を持って
います。これも良い曲ですね。

オペラは「ジュリアス・シーザー」が最も有名で、
最近ミンコフスキが録音して評判になったと聞きます。
私は聞いていませんが…。バロック・オペラというと
退屈だというイメージがあるように思うのですが、それ
らの曲に思いがけない面白さを発見できるかもしれず、
そうした未知の分野を開拓していくのはこれからの人生
の楽しみだと思っています。
アルトゥール
2008/03/22 21:59

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