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zoom RSS デュトワのラヴェル「ボレロ」「スペイン狂詩曲」

<<   作成日時 : 2008/06/16 21:12   >>

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東京は今日も良い天気でした。今日のような初夏の良い天気の日に、ドビュッシー、ラヴェルのフランス印象派の作品はよく似合うのではないでしょうか。
今日聴いたのはラヴェルの「ボレロ」と「スペイン狂詩曲」です。演奏は、シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団です。1981年7月のDECCAへの録音です。

まず「ボレロ」ですが、この曲はラヴェルの最も有名な作品だと思います。2つの単純な旋律を何回も繰返しながら、その途中で段々と演奏する楽器の数を増やしていって、クライマックスを築いていく…。全く独創的な作品です。ところが、ラヴェルには申し訳ないのですが、昔からぼくはこの曲が苦手なのです。好きになれないのです。たぶん肝腎の旋律自体が、自分の好みでないのだと思います。

これに対して「スペイン狂詩曲」は好きな曲です。この曲は「夜への前奏曲」「マラゲーニャ」「ハバネラ」「祭り」の4曲により構成されています。
まず第1曲「夜への前奏曲」は、ヴァイオリンとヴィオラの下降音型が印象的な曲ですが、いかにも今日のような初夏の日に、遅い時間に、夜がじわじわと押し寄せてくるという趣があって魅力的です。
「マラゲーニャ」「ハバネラ」「祭り」の3曲は、スペイン風な、色彩感とリズム感にあふれる作品です。特に第4曲「祭り」で、中間部に「夜への前奏曲」の下降音型が出てきた後、一転して「祭り」らしく活気あふれるクライマックスを築くのは、「音の魔術師」らしい作曲の妙だと思います。

デュトワ指揮モントリオール響の演奏は、柔らかで繊細な音色のたいへん洗練された演奏です。DECCAのすぐれた録音もあって名演と評価されていると思います。
ところがぼくは、デュトワ指揮モントリオール響の演奏はドビュッシーはたいへん好きなのですが、ラヴェルはドビュシーほどには好きになれずにいます。というのは、デュトワのラヴェル演奏はあまりにも洗練されすぎて、ラヴェルの個性というかアクの強さのようなものが失われているように思うのです。立派な演奏に違いないとは思いますが…。
そのうえ、では、他のだれの演奏が好きなのかと問われると困ってしまうのですが…。



ボレロ~ラヴェル:管弦楽曲集
ユニバーサル ミュージック クラシック
デュトワ(シャルル)

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コメント(6件)

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アルトゥールさん、こんばんは!
デュトワのラヴェル、この録音(LP)を初めて友人に聞かせてもらった時の驚きは今でも容易に思い出すことができます。それからだいぶ経って、確かに「洗練されすぎている」といったような感想をもったことも覚えています。管弦楽曲作品に関しては、私はどちらかというとドビュッシーに灰汁を求めているかもしれません。
ところで、ラヴェルとドビュッシー、そして個性と灰汁ということで、以前にアルトゥールさんがヴィア・ノヴァの実演を聞かれた際に、個性(灰汁?)が強かったといった趣旨のことを仰られていましたが、フォーレの録音しか知らない私にはピンときませんでした。その後、ヴィア・ノヴァによるラヴェル&ドビュッシーのラヴェルを聞いて、初めてその意味が分かりました。
この件、ずっとお伝えしようと思っていましたが、なかなか機会がなく数ヶ月も経ってしまいました(笑)。
凛虞
URL
2008/06/16 22:33
凛虞さん、おはようございます!
コメントを頂き有難うございます。

デュトワのラヴェル、録音のすばらしさもあって名演に
違いないとは思うのですが、仰るような灰汁があっても
いいのではないかと思います。
ヴィア・ノヴァは、凛虞さんも同じ感想を持たれましたか。
フォーレでは抑制されていると思いますが、本来は表現
意欲の強い団体で、パレナンと一緒にしてはいけないと
思います。ヴィア・ノヴァはERATOにシューマン全集も録
音していますが、どんな演奏なんでしょうね。
アルトゥール
2008/06/17 06:16
こんばんは。自分はデッカ・サウンドがとても好きなのです。デュトワ指揮モントリオール響によるラヴェルの作品集はオーケストラの技量の高さと録音の優秀さの相乗効果でとても美しく、かつ洗練されていますよね。でも、一方でマゼール指揮のフランス国立管弦楽団によるテンポの速い「ボレロ」を含むラヴェルの演奏、そしてクリュルイタンス指揮パリ音楽院管弦楽団の鮮やかな管楽器の音色を持つラヴェルも魅力的です。
AS
2008/06/17 20:28
アルトゥールさん、こんばんは!
たびたびお邪魔いたします。先のコメント、あまりに乱文でしたので、訂正&補筆させてくださいm(_ _)m

> ヴィア・ノヴァによるラヴェル&ドビュッシーのラヴェルを聞いて
ラヴェルとドビュッシー両方です(汗)。

また、シューマンの弦楽四重奏曲、ピアノ五重奏曲、ピアノ四重奏曲は、断然ヴィア・ノヴァが好きです。同団のフォーレとほぼ変わらない志向性です。(拙ブログではまだ一度も採り上げたことがありませんが、私はシューマンの弦楽四重奏曲をとても好んでいます。)

しかし、それにしても、アルトゥールさんの仰るように、ヴィア・ノヴァのラヴェル&ドビュッシーを聞いてしまうと、「パレナンと一緒にしてはいけない」と思います。
凛虞
URL
2008/06/17 21:50
ASさん
コメントを頂き、ありがとうございます。
デュトワがDECCAに残した演奏は、すべて録音が非常に優秀だと
思います。またその柔らかでまろやかな音色は、ラヴェル、ド
ビュッシーの音楽によく合っていると思います。
けれども、自分は本場フランスのオーケストラの録音は聴いた
ことがないので、一度聴いてみたいとは思っています。マゼー
ル、クリュイタンス、特に後者は昔から評価の高いものだと思
います。次に自分がラヴェルを購入するとしたら、有力候補だ
と思っています。
アルトゥール
2008/06/18 19:26
凛虞さん、こんばんは!
ERATOのシューマン室内楽全集、良いですか!
貴重な情報有難うございます。
実は自分は、拙ブログにも書いたことがあるのですが、
シューマンのピアノ五重奏曲が苦手で、それでシューマン
の室内楽は今まであまり聴かずじまいでした。シューマン
の弦楽四重奏曲は例のHカルテット盤を持っていたことが
あるのですが、今は手元にありません(笑)。
ERATOのシューマンの室内楽のBOXは是非手に入れないと
いけませんね。
アルトゥール
2008/06/18 19:32

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