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zoom RSS ブッシュSQのシューベルト「死と乙女」

<<   作成日時 : 2008/07/26 23:05   >>

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昨日に続きブッシュSQの演奏を聴きました。今日はシューベルトの弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」です。録音年月は1936年10月です。

「死と乙女」はシューベルトの弦楽四重奏曲の中で最も有名です。そして同曲の最大の魅力が「死と乙女」のテーマとその変奏曲で成り立っている第2楽章にあることは、疑いのないところです。
実際、第2楽章は、死が間近に迫っていることを実感させられるような静穏さ・暗さと、どこか心優しい叙情に覆われており、深遠な楽章です。
しかし、それとともに第1楽章、3楽章・4楽章も同じくらい魅力があるのではないでしょうか。第1楽章の暗い情熱、絶望感をぶつけるかのような緊迫感とエネルギー、そして第2楽章から一転した第3楽章の激烈さ、第4楽章の畳みかけるようなリズム感と迫力、これらは、歌曲やピアノ曲に典型的にみられる心優しいシューベルトとは正反対の激しさに満ち溢れています。
このような二面性が、不治の病に冒され、わずか31歳でこの世を去ったシューベルトという作曲家の本質だったのか、それとも不治の病がこのような激しさをシューベルトの人格に与えたのか、…。おそらくその両方なのではないでしょうか。

ブッシュSQの演奏はこの曲でもすばらしいものです。特に第2楽章での、しっかりとした造形力を保ちながらの神秘的なまでに崇高な表情と風格ある演奏は、本当にすばらしいと思います。それ以外の楽章での緊迫感と構成感もさすがだと思います。
ぼくは、ベートーヴェンの「ラズモフスキー第3番」と同様、この「死と乙女」でも、このブッシュSQや、それと正反対の典雅なウィーン・コンツェルトハウスSQといった古い演奏を好んで聴いています。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。
こちら(千葉県東葛飾地区)は夕方から凄い雷雨になりました。
東京はいかがだったでしょうか?

さて歌物が苦手な私にとってはシューベルトといえば室内楽です。
なかでも「死と乙女」は弦楽五重奏曲などとともに屈指の名曲と思います。

昔から同じくブッシュ四重奏団のものを愛聴しています。
基本的にはステレオの良い音で聴きたい人間ですが
音を度外視して聴いてしまう
そんな音盤の一つです。


Lacroix
2008/07/27 21:50
Lacroixさん、コメント有難うございます。
昨日は東京も、夕方は小雨が降っていました。ただし雷はなかった
ように思いました。
「死と乙女」は、仰るように弦楽五重奏曲や弦楽四重奏曲13、15番
とともに屈指の名曲だと思います。
ブッシュSQの演奏は音の悪さなんか関係なく、曲の本質に迫って
いくような迫力がありますね。現在忘れられそうになっていますが、
ブッシュとR・ゼルキンの共演など、復刻してほしい演奏はたくさ
んあります。
アルトゥール
2008/07/28 21:14

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