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zoom RSS 「バックハウス・バッハ・リサイタル」

<<   作成日時 : 2008/07/10 21:29   >>

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今日の東京は1日中曇り空で、湿度の高い1日でした。今年は入梅が早かったので梅雨明けも早いのではないかと期待していましたが、この調子だと例年通り7月20日頃の梅雨明けになりそうです。
今日は「バックハウス・バッハ・リサイタル」という題名のCDを聴きました。

バックハウスといえばベートーヴェン。実際、彼の録音は9割方ベートーヴェンで占められています。モーツァルトやブラームスの録音もありますが(余談になりますが、ベームと共演したブラームスの協奏曲2番は名演として有名です)、ベートーヴェン演奏の余技のように位置づけた方がよさそうで、彼の関心はほとんどがベートーヴェンに向けられていたのではないでしょうか。
今日聴いたのはバックハウスが残したおそらく唯一のバッハ録音です。イギリス組曲第6番、フランス組曲第5番、平均律クラヴィーア曲集第1巻第15曲、同第2巻第39曲の4曲が収録されています。荘重なイギリス組曲からは最も荘重な曲を、優雅なフランス組曲からは最も優雅な曲を選んだかのようです。1956年10月の録音です。

聴いた第一印象は、美しい音と素っ気ない演奏です。愛用のベーゼンドルファーから発せられる音は柔らかくクリアです。またステレオ初期の録音ですが、音質もなかなか良いように思います。
演奏の方は、早めのテンポですが、素っ気ないというか、工夫が足りないような感じがします。ピアノによる演奏だともっと多彩な表現、心をこめた演奏も可能なはずですが、バックハウスの演奏は武骨といっていいくらい淡白で、素っ気ない感じがします。グレン・グールドなど、バックハウス以降の演奏家でバッハを聴いてきたせいでそのように感じるのかもしれませんが…。バッハの演奏はこれでいい、というバックハウスの信条を聴くようでもあります。
しかし決して枯れた演奏ではありません。むしろ生気に満ちた演奏です。あの優雅なフランス組曲5番など、弾むような演奏です。

ただし最初は素っ気ないように感じられましたが、聴いているうちに何か風格のようなものが感じられ、だんだん魅力を覚えてきました。ぼくにとっては不思議な経験でした。
ウィルヘルム・バックハウス。ぼくはドイツ・オーストリア系のピアニストといえばケンプが好きで、バックハウスは近年あまり聴かずにいました。このピアニストをもう1回じっくり聴き直してみたい、そんな気持ちにさせられた1枚でした。

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