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今日はこの夏一番ではないかと思うくらい暑い1日でした。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第9番ハ長調作品59の3、愛称「ラズモフスキー第3番」を聴きました。演奏はブッシュ弦楽四重奏団、録音は1933年11月です。なお録音当時のブッシュSQのメンバーは、アドルフ・ブッシュ(第1vn)、ゲスタ・アンドレアッソン(第2vn)、カール・ドクトール(va)、ヘルマン・ブッシュ(vc)です。 ベートーヴェンの3曲の「ラズモフスキー弦楽四重奏曲」は、交響曲第3番「英雄」、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」などとともに、ベートーヴェン中期のいわゆる「傑作の森」を代表する作品です。3曲の中でどの曲がいちばん好きかといえば、ぼくなら強いていえば第8番「ラズモフスキー第2番」です。しかし一般には、今日聴いた第9番「ラズモフスキー第3番」がいちばん人気があるのではないでしょうか。 この「ラズモフスキー第3番」は、まず第1楽章がすばらしいと思います。ただならぬ気配と緊張感の冒頭部から、一気にベートーヴェンらしいダイナミックで生命力みなきる音楽が切って落とされます。 第2楽章は緩徐楽章ですが、ぼくがずっと分からないでいます。同楽章はこの曲で最も長い楽章ですが、どのようなことを表現しようとしているのか分からず、以前は退屈に感じたことさえあるのです。今日聴いてみると、憂愁・不安といった感情の中に、希望の光が見え隠れした楽章だと考えるべきなのでしょう。そしてどこかベートーヴェン後期の弦楽四重奏曲の玄妙な世界に通じる側面が感じられるように思うのです。 第3楽章は柔らかな典型的なメヌエットです。 第4楽章はダイナミックで熱気に溢れ、たいへんカッコのいいフーガです。ぼくはこのフーガが大好きで、この曲を聴き始めた頃は、よくこの楽章だけを取り出して聴いていました。 さてブッシュSQの演奏は戦前のSP録音を復刻したもので、当然音質は良くありません。しかし、同SQの確固とした造形力と、特に第1vnのアドルフ・ブッシュのベートーヴェン作品の本質に迫ろうとする厳しく、気迫あふれる演奏スタイルは、音の悪さを超えて胸に迫ってくるものがあります。当録音は、シューベルト「死と乙女」などと並び、ブッシュSQの代表作に挙げられるべきものです。 この「ラズモフスキー第3番」は数多くの録音があるわけですが、ぼくの考えでは、ブッシュSQや、ブダペストSQ、ジュリアードSQといった古い録音を上回る演奏はまだ現れていないのではないでしょうか。この点は、交響曲の分野において、「ラズモフスキー第3番」が占める位置に該当する「英雄交響曲」の演奏において、トスカニーニ、フルトヴェングラーの両巨匠を上回る演奏が出ていないと思われることと、通じるのでないかと思うのですが、どうでしょうか。 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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アルトゥールさん、こんばんは! |
凛虞 URL 2008/07/25 23:47 |
アルトゥールさま お早うございます |
rudolf2006 URL 2008/07/26 06:08 |
アルトゥールさん、こんばんは! |
うぐいす 2008/07/26 17:39 |
凛虞さん、コメント有難うございます。 |
アルトゥール 2008/07/26 18:26 |
rudolf2006さま |
アルトゥール 2008/07/26 19:22 |
うぐいすさん、コメント有難うございます。 |
アルトゥール 2008/07/26 19:30 |
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