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zoom RSS カラヤンのワーグナー「パルジファル」第1幕後半〜第2幕前半

<<   作成日時 : 2008/09/18 22:09   >>

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日本列島に台風が近づいているようで、今日の東京は1日中雨でした。
今日は、9月14日に聴き始めたカラヤンのワーグナー「パルジファル」4枚組の2枚目を聴きました。
2枚目は、第1幕の後半から第2幕の最初3分の1くらいまでです。
演奏はヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団、ペーター・ホフマン(T、役=パルファル)、ドウニャ・ヴェイソヴィチ(S、クンドリ)、クルト・モル(Bs、グルネマンツ)、ホセ・ヴァン・ダム(Br、アンフォルタス)ほかです。録音は1979年12月、1980年1、4、7月です。

ぼくは若い頃(たぶん学生時代だったと思います)、FM放送で「パルジファル」を聴いたことがあるのですが、あまり良い印象を持てませんでした。しかし今週、カラヤン盤を聴いているうちに、この曲が途方もなくすばらしい曲のように感じられてきました。
たしかに「パルジファル」は、「トリスタンとイゾルデ」や「ニーベルングの指輪」と比べると起伏に乏しく、官能性も感じられず、一言で言うとドラマに乏しいかもしれません。しかし、キリスト教の要素を基礎にしながら、ドイツ古来の伝説や哲学的要素が混然一体となって、とうとうと流れる大河のように、ゆったりと進められていく音楽は全く独特のものです。「指輪」ほどの迫力ではないにせよ、この様々な要素が混然一体となった作品にふさわしいドラマがありません。華やかなアリアこそありませんが、男声合唱の迫力は大したものですし、とりわけ第1幕の最後の方の「アンフォルタスの苦悩」というバリトンによるとうとうとした声唱は、ぼくがこれまでワーグナー作品で聴いた最も感動的な音楽です。

ぼくは若い頃には、ブルックナーが苦手でした。ところが10年くらい前にとつぜんブルックナーに目覚め、今では最も好きな交響曲はブルックナーの8番か9番、好きな交響曲ベスト・スリーはブルックナーの7、8、9番というくらいブルックナーのファンになりました。
そして今、この年齢(40代半ば)にして、ワーグナーに目覚め始めたのかもしれません。カラヤンの「パルジファル」を聴いて、それくらい衝撃を受けたのです。

カラヤンの演奏は全くすばらしいものです。繊細、精緻にして、音楽はゆったりと流れていきます。ドイツ・オペラ合唱団の演奏は力強く、また上記のアンフォルタス役のヴァン・ダムの底知れぬほど深い、心のこもった歌唱には心から感動させられました。

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コメント(6件)

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アルトゥールさん、こんばんは!
パルジファル1幕後半というと、うぐいすにとってはやはり聖盃の儀式が圧巻ですね。なんて美しい音楽なのだろうと、聴き惚れてしまいます。ちなみにうぐいすの所有しているパルジファルはクナッパーツブッシュのバイロイト盤、'62と'51の2種です。'62盤はホッターのグルネマンツがすごいです。2幕のクリングゾルのナイトリンガーも張りのある声で素晴らしかったです。

残念ながらカラヤンのパルジファルは持ってないのですが、管弦楽曲集に入っている、第1幕の前奏曲は聴いたことがあります。とても耽美的な美しい演奏でしたね。カラヤンのパルジファル全曲を購入しようと思った時期もありましたが、クナッパーツブッシュので満足してしまい、そのままになってます。最近は室内楽に集中してますが、またワーグナーに戻った時にはカラヤン盤の入手を検討してみます。
うぐいす
2008/09/18 22:55
アルトゥールさま こんにちは

台風が近づいているようですが、そちらはいかがでしょうか?こちらは、小雨くらいですが〜。

「パルジファル」は、大昔に、ショルティ盤のLPが発売されたときに買いました。ディースカウさんのアンフォルタスで、クンドリーはルートヴィッヒさんだったと思います。CDは持っていないのですが〜。
アンフォルタスでは、クナ盤のジョージ・ロンドンさんを懐かしく思い出します。
カラヤン盤は、未聴です。『リンク』が素晴らしかったので、『パルジファル』も良いかもしれませんね。私は、今年になってから、ケーゲル盤を買ったのですが、これがなかなか良い演奏であったように思います〜。

ミ(`w´彡)

rudolf2006
URL
2008/09/19 16:13
うぐいすさん
コメント有難うございます!

聖杯の儀式のところも感動しました。第1幕の特に後半は聴き所
が多かったと思います。
クバッパーツブッシュの62年盤は世評高いものだと思います。
な、なんとホッターがグルネマンツですか!
これは是非聴いてみなければなりませんね。

うぐいすさんに教えていただいたエンジェルスSQのハイドン
全集ですが、自分も調べたところセットでしか入手できないよ
うで、お金がかさんでしまいますね(笑)。1枚あたりにする
と大した額ではないようですが…。とりあえずクナッパーツブ
ッシュのパルジファルを優先させます。

アルトゥール
2008/09/19 18:43
rudolf2006さま
コメント頂き有難うございます。

ショルティは最初にワーグナーのオペラをすべて録音しましたね。
実は、自分はショルティをあまり聴いたことがないのですよ。
というのは、私はクラシックを聴き始めた70年代後半から80年
代にかけて「レコード芸術」を購読していたのですが、同誌の評論
家の間でショルティの評価がいつも低かったのですよ(特にU氏!)。
それで自分も身銭を切ってLP、CDを買っているわけなので、
ショルティには手が伸びませんでした。

rudolf2006さまは、ショルティやオーマンディなど評論家の評価の
低い指揮者を評価されているので、立派な識見をお持ちの方だと
いつも感心しています。
私もイイカゲンな評論家に惑わされずに音楽を鑑賞できるようにな
りたいと思っています。
カラヤンのパルジファル、ものすごーく良いですよ!
なお東京も雨が降っています。台風は紀伊半島上陸と聞きました。
お身体にお気をつけ下さい。
アルトゥール
2008/09/19 18:54
アルトゥールさんこんにちは。
クナッパーツブッシュのパルジファルは昔LPで聴いて今もCDと両方有りますが、素晴らしいですよ。まさに「神聖祭典劇」という神々しい程の演奏です。録音も残響が少なめなのにオケの音が大変に柔らかく、普段大手レコード会社のスタジオ録音になれた耳で聞くと違和感を感じるかもしれませんが、30年前のバイロイトの音を実際に生で聴いた友人の話によれば、この録音は本物の音と全く同じだとの事です。途中で聴衆の咳払いが大きく入りますがそれがまた臨場感を伝えます。いにしえのバイロイトの名演を生の音で聞くことが出来るなんてなんと価値の大きいディスクなのでしょうね。

ハルくん
URL
2008/10/21 06:19
ハルくんさん、こんばんは。
たくさんコメントを頂き有難うございます。
クナッパーツブッシュのパルジファル、本物のバイロイトの
音ですか!
ぜったい買おうと決めたのですが、お金の余裕がなくてまだ
なのです。ただ自分の経験では、こういう録音は、聴きたい
時にぜったい聴いておいた方です。そろそろHMVにサイト
に行ってクリックします(笑)。
アルトゥール
2008/10/21 21:15

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