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zoom RSS アスペレンのヘンデル「チェンバロ曲集」

<<   作成日時 : 2008/09/28 20:12   >>

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今日9月28日の日曜日は、1日中曇りで、気温も涼しく、完全に秋に入ったことを実感させられる1日でした。

先週の月曜日(9月22日)、日本大学カザルスホールでトン・コープマンのチェンバロ演奏会を生で聴いて、その明るく、落ち着いた、澄んだ音に感嘆しました。そこで今日は家でチェンバロを聴こうと思いました。
ところが、コープマンがチェンバリストとして録音したCDは、自分はJ.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集」や「フーガの技法」を持っていますが、これらの録音で聴くコープマンは。カザルスホールのチェンバロに比べてもう少し暗く、渋いように思うのです。
そこで思いついたのが、ボブ・ファン・アスペレンです。アスペレンは今年Brilliantから出ているバッハの「イギリス組曲」で初めて聴いて、その明るく澄んだ音色に驚き、あわてて立て続けにVirgin Classicsから出ているバッハの「平均律クラヴヴィーア曲集」とソニークラシカルから出ているヘンデルの「チェンバロ曲集」を買いました。

今日聴いたのは後者です。
収録曲は次の通りです。
 バッサカリア ト短調 HWV432
 組曲ホ長調 HWV430
 組曲ヘ長調 HWV427
 組曲変ロ長調 HWV434
 組曲へ短調 HWV433
 シャコンヌ ト長調 HWV435

録音は1995年11月3〜5日とのことです。

聴いてみて感じたのは、ヘンデルのチェンバロ作品の、曲としての魅力です。カザルスホールでのコープマンの演奏会ではブクステフーデやクープランなど、バロック前期の作品が中心でしたが、それらの曲はバッハやヘンデルの作品と比べると堅苦しいというか、今一つ魅力に欠けるように思いました。
しかし今日聴いたヘンデル作品になると、広がりがあるというか、のびのびと作曲されていて、聴いていてほのぼのと気持ちよく聴けるのです。ヘンデルの有名な「水上の音楽」はロンドンのテムズ川上の船で貴族たちが社交を深めるために書かれた曲で、要するBGMとして書かれた曲だそうですが、今日聴いたチェンバロ作品も、アスペレンの明るく美しい音ともあいまって、BGMとしては最高の曲なのではないでしょうか。
またこれらの曲をBGMとして読書をするなど、この世で最も贅沢な行動なのではないでしょうか。
また癒しの音楽としても最適だと思います。

今日のCDに含まれていた6曲の中では、ホ長調の組曲HWV430が、終曲が「調子のよい鍛冶屋」として有名ですが、個人的には変ロ長調の組曲HWV434がさっそうとしていて最も魅力を感じました。

アスペレンの演奏は、名器(パスカル・ダスキン(1764年製作)のレプリカ)から流れ出る明るく美しい音色を生かし、感興あふれながらも節度を失わないもので、いつまでもこのまま聴き続けたいと思わせられるものです。ヘンデル作品の演奏として、まず最高のものだと思います。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは、ヘンデルの組曲、といえば、やはりHWV.430のアリアと変奏(調子のよい鍛冶屋)が思い浮かんでしまいますが、、、このように感想を拝見しますと、とても興味がそそられますね。
自分はピアノばかり聴き続けてきたせいか、チェンバロには馴染みが薄い、というか、なかなかその音色になじみがないのです。
とは言え、自分が大好きなバッハも、チェンバロが使われた時代の音楽家ですものね。
アルトゥールさんとしては、やはりチェンバロで聞くバロックとピアノで聞くバロック、魅力はそれぞれ違うのでしょうか。
kei
URL
2008/10/01 22:35
keiさん、コメント有難うございます。
私の世代(60年代前半生まれ)は、バロック音楽はグールドの
影響力が強かったと思います。私もバッハ等の鍵盤楽器の作品は、
ピアノ、それももっぱらグールドで親しんできました。
ただ近年、2000年代に入ってからチェンバロ、それもバロッ
ク・チェンバロで少しずつ聴くようになりました。
ピアノの清冽で深々とした響きと、チェンバロの荘厳な響き、曲
にもよっては別の曲のように聴こえることもありますが、どちら
も曲の魅力を引き出してくれるように思います。聴きたい時の気
分で選んでいるというのが実情です。
アルトゥール
2008/10/02 21:58

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