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zoom RSS フランチェスカッティのブラームス「ヴァイオリン協奏曲」

<<   作成日時 : 2008/11/02 19:51   >>

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連休2日目の今日は、秋らしい小春日和の穏やかな1日でした。今日聴いたのは、ブラームスの「ヴァイオリン協奏曲」、ジノ・フランチェスカッティ(vn)、レナード・バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団の演奏です。1961年4月15日の録音です。

ブラームスの音楽とというと、渋い、憂愁といったイメージが強いのではないでしょうか。交響曲第4番やクラリネット五重奏曲は渋いブラームスを代表する曲ですが、ブラームスという人は実はいろいろな顔を持っていて、実際には明るくのどかな曲や、(特に青年時代に)若々しいエネルギッシュな曲も書いているのです。
今日聴いたヴァイオリン協奏曲は、交響曲第2番、ピアノ協奏曲第2番とともに明るくのどかなブラームスを代表する曲ではないでしょうか。

この曲は3楽章構成ですが、第1楽章が最も長く全体の半分以上を占めています。第1楽章と第2楽章では、重厚なオーケストラのバックに乗って、独奏ヴァイオリンがいかにものどかで美しい旋律を奏でていきます。オーストリア・アルプスの美しい自然が目に見えるようです。またヴァイオリンの独奏部分が多く、ソロ・ヴァイオリニストとしては大変やりがいのある曲なのではないでしょうか。
壮麗なクライマックスを築く第3楽章の出来もすばらしく、曲自体の完成度が非常に高いように思うのです。
聴いてみて、今日のような小春日和の1日に聴くのにふさわしい曲だと思いました。

ジノ・フランチェスカッティ(1905ー1992)はフランス生まれながら、主に戦後アメリカで活躍したヴァイオリニストです。ほぼ同年のハイフェッツ(1901年生まれ)に比べると(少なくともわが国では)地味な存在ですが、あくまで完璧なテクニックを追及したハイフェッツに対して、フランチェスカッティは持ち前の美音と明るい歌いまわしに本領があり、芸風を異にしています。この辺りどちらを採るかは聴き手の好みの問題でしょう。
ただフランチェスカッティはハイフェッツに比べると、録音の絶対量が少ないようで、その点がハイフェッツと比べて人気の点で及ばなかった原因の1つではないでしょうか。

今日聴いたブラームスはフランチェスカッティにとって曲との相性が良さそうで、若き日のバーンスタインの好バックを得て、このブラームスの美しい曲を文句がつけようがないほど見事に演奏しています。

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コメント(6件)

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アルトゥールさま お早うございます

フランチェスカッティ 私も大好きです(ハイフェッツも好きですが〜)。
蠱惑的な美音、あの絶妙な歌い回し、いずれをとっても、最近では聴けなくなってしまった演奏ですよね〜。
私は、確かヴァルターと入れた、ブラームスのドッペルコンチェルトをLPで聴いて以来のファンです。サン・サーンス、チャイコフスキーのコンチェルトなど、今もたまに聴きます〜。
ブラームスのコンチェルト、バーンスタインと入れたものはまだ聴いたことがないかもしれません〜。

ミ(`w´彡)
rudolf2006
URL
2008/11/03 06:11
アルトゥールさん、こんにちは。

小生の拙ブログへのコメント有り難うございました。
この曲は名曲なので演奏の数が余りに多くてなかなか聴き切れません。
フランチェスカッティも未だ聴いていません。この人はサンサーンスとパガニーニを聴きましたが、ジプシー調の曲想に溢れるブラームスには合いそうな気がします。ぜひ一度聴いてみたいと思います。
ハルくん
URL
2008/11/03 12:34
rudolf2006さま
いつもコメント有難うございます。

rudolf2006さまがハイフェッツを好んでおられるの
は知っていましたが、フランチェスカッティもお好
きでしたか!
今では忘れられつつあるようですが、彼のサン・サ
ーンス/パガニーニは昔の定番でしたね。私は他に、
メン・チャイやカサドシュとのベートーヴェン全集
を持っています。
美音と明るい歌い回し、今となっては一時代前のス
タイルなのかもしれませんが、私にとっては忘れら
れないヴァイオリニストの1人です。

アルトゥール
2008/11/03 18:31
ハルくんさん
コメントを頂き有難うございます。
貴ブログを拝見して、多くの録音をお持ちなので
驚きました。自分はハルくんさんの半分も持って
いないと思います。
フランチェスカッティは自分のスタイルがはっき
りしているので、どの作曲家でも安心して聴くこ
とができると思います。ブラームスも良いですが、
カップリングされているラロ「スペイン交響曲」
の方が聴き物かもしれません。
あとカサドシュとの共演が良かったですね。
ベートーヴェン、フランク、ドビュッシー、どれ
も良かったと思います。
アルトゥール
2008/11/03 18:39
こんにちは。
中学生の頃(確か昭和39年頃)、このLPのテスト盤を親戚の人からもらいました。コロムビアレコードに勤めてLPなど買えるわけがない私に時々テスト盤をプレゼントしてくれたのです。
フランチェスカッティのLPは他にもメンデルスゾーン、ラロそしてベートーヴェンのクロイツェルなどももらいました。今ではその殆どがCD化されて買い直しましたがCD化されていないものがあります(私の知っている限りですが)ツィゴイエルワイゼンやクライスラーの小品を収めた一枚なのですが、これが蠱惑的な音という表現がピッタリで実に魅力的なのです。早くCDで欲しいと願っている一枚です。
Lacroix
2008/11/05 13:28
Lacroixさま、お久しぶりです!
コメントを頂き有難うございました。

LP時代は、LP自体が高くてなかなか購入できませんでしたね。
現在のCD時代になり1枚当たり千円以下になると、CDをどんどん
買えるようになりましたが、LP時代の1枚1枚の有難さは今でも
覚えています。
フランチェスカッティの小品集は、ショーソン「詩曲」など定番を
収めたものは持っていますが、仰るようにツィゴイネルワイゼンや
クライスラーの小品を収めたものは見たことがありません。フラン
チェスカッティは出来不出来のないヴァイオリニストなので、クラ
イスラーの小品などもきっと良いだろうと思います。
私も早くCD化されてほしいですが、最近のソニーグループのやる
気のなさを見ると、心配ですね…。

アルトゥール
2008/11/05 19:33

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