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zoom RSS コンヴィチュニーのブルックナー「交響曲第2番」

<<   作成日時 : 2009/01/18 19:48   >>

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今日はブルックナーの交響曲第2番を聴きました。演奏はフランツ・コンヴィチュニー指揮ベルリン国立交響楽団、1951年の録音です。

ブルックナーというと第3番以降が実演でも録音でも多く取り上げられますが、第1番、2番というと、いま一つスポットが当たらないのではないでしょうか。たとえば、ギュンター・ヴァントが晩年に北ドイツ放送交響楽団と録音したブルックナーの選集には1番・2番は含まれていませんでしたし、現役ではニコラウス・アーノンクールはまだ1番・2番を録音していません。このような例は他にも見つけることができます。1番・2番というと、交響曲全集完成の一環として取り上げられる場合が多いのではないでしょうか。

たしかにこの2番には、晩年のブルックナーのような巨大性・深遠性はまだ見られないようです。しかしぼくは、ブルックナーの生涯にわたる交響曲の創作活動を山登りに似たようなものだと考えています。この2番も、たとれば8番・9番の交響曲と質的に異なったものではなく、8番・9番が山頂に差し掛かったあたりに位置しているとすれば、2番は同じ山の裾野に位置しているという、それだけのことだと思うのです。

2番ももう冒頭からブルックナー節が満開しています。しかし注目したいのは第2楽章の奇跡のような美しさです。この緩徐楽章の美しさは、後に続く第3番・第4番に決して劣らないのではないでしょうか。そして第4楽章がカッコイイ。
一般にはあまり顧みられないのが勿体ない佳曲だと思います。

コンヴィチュニーの演奏ですが、ぼくが一昨年購入したedel classicsのボックスの中に収録されていたものです。ぼくはそれまで、コンヴィチュニーにブルックナーの録音があったということさえ知らなかったので、思いがけない収穫でした(ほかにブルックナーの5番、7番も入っていました)。1951年という非常に古い時期、一般にブルックナーがあまり注目されていなかった時期の録音だということになります。ただしオーケストラはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団ではないようです。
後年のヨッフムを思わせる堅実な素朴型のブルックナーですが、作品自体がまだ「裾野」にある段階ですから、このような演奏で十分なのではないかと思います。

十分に満足できる録音でした。

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
アルトゥールさん、こんにちは。


ブルックナーの2番は名曲ですよね。
私も第2楽章の美しさには大いに惹かれます。
コンヴィチュニーの2番は未聴ですが、5番でのゲヴァントハウスの音の立派さはとても印象強いものでした。カラヤンに代表される流麗な演奏とは正反対のスタイルは大変貴重だと思います。もっともっと顧みられると良いですね。
ハルくん
URL
2009/01/20 06:09
ハルくんさん
いつもコメントを頂き、有難うございます。
また、2番、特に第2楽章の美しさに賛同して頂いて嬉しいです。
コンヴィチュニーのブルックナー、良いですよね。
私も5番は特に良いと思いました。
私は決してカラヤンのブルックナーが嫌いではありませんが、
色々なスタイルのブルックナーを楽しみたいと思っています。
コンヴィチュニーのブルックナーに出会えたのは大きな喜びです。
アルトゥール
2009/01/21 07:08
作曲とヴァイオリン演奏の玉木宏樹です。
私儀、このたび「クラシック埋蔵金、発掘指南書」(出版芸術社\1800)を上梓致しました。
不当にも埋もれてしまった名曲150曲を紹介していますが、今回、
http://8724.teacup.com/justint/bbsの掲示板を建て、作曲家名と作品名をお知らせしています。
一度ご覧になられてご意見,感想を賜れば幸甚でございます。

NPO法人 純正律音楽研究会のホームページもリニューアルしました。
http://just-int.com/
以上,よろしくお願い致します。
玉木宏樹

http://8724.teacup.com/justint/bbs

玉木宏樹
URL
2009/01/21 13:08
アルトゥールさま お早うございます

ブルックナーの2番のシンフォニー、本当に良い曲だと思います。私はジュリーニ盤、シュタイン盤が好きです。(カラヤン盤、ショルティ盤の全集盤も持っていますが〜。)
コンヴィチュニーが50年代にこの曲を録音していたとは驚きですね〜。セット販売しかないのが少し残念ですね〜。一度聴いてみたいと思っています。

ミ(`w´彡)
rudolf2006
URL
2009/01/25 10:26
rudolf2006さま
コメントを頂き、有難うございます。
ブルックナーの2番、隠れた名曲だと思います。
そういえばジュリーニも、EMIに録音していましたね。
シュタインはN響でお馴染みでしたが、グルダと共演したベトベン
の協奏曲がすばらしかったので、これから聴いていきたい指揮者
です。
コンヴィチュニー盤は、ボックスとはいえ約10枚組4千円以下
で購入した記憶がありますが、今だともっと高いかもしれません。
ただしメンデルスゾーンの「スコットランド」の名演やワーグナ
ー「さまよえるオランダ人」も入っており、買い得だと思います。
アルトゥール
2009/01/25 20:37

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