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zoom RSS ジュリアードSQのフランク「ピアノ五重奏曲」

<<   作成日時 : 2009/08/01 20:30   >>

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今日の東京は曇り空であまり暑くない1日でした。今年の夏は冷夏になりそうと言われているようですが、それを実感させられる1日でした。

今日はジュリアード四重奏団がキューバ生れのピアニスト、ホルヘ・ボレットを迎えて録音したフランクのピアノ五重奏曲を鑑賞しました。録音は1978年1月です。

ピアノ五重奏曲といえば、シューベルト、シューマン、ブラームス、ドヴォルザークがそれぞれ有名な作品を1曲ずつ作曲しています。彼らと同様、フランクも1曲のピアノ五重奏曲を残していますが、シューベルト等の作品と比較して、実演で聴いたり録音される回数は著しく少ないように思います。ぼく自身も、このジュリアードSQ盤とリヒテルとボロディンSQが共演した盤を持っているだけです。

その理由としては、このフランクのピアノ五重奏曲が難解に聴こえることにあるのではないでしょうか。
この曲は3楽章構成ですが、楽章間の性格の違いはあまり明確でありません。3楽章を通じて、非常に緊密で、内省的で、どこか情熱を感じさせる曲想が展開されます。
似た曲としてはフォーレの2曲のピアノ五重奏曲が思いつかれますが、フランクの本曲の方が重厚な印象を受けます。最初から最後まで、びっしりと隙間なく作られた作品です。
ぼく自身、この作品を聞き始めた頃は難解でよく分からなかったのですが、何回も聴くうちにどことなく魅力を感じるようになってきました。時間のある時にじっくりとスピーカーに対峙して聴くのに良い曲なのではないでしょうか。

演奏のジュリアードSQの本曲の録音当時のメンバーが次の通りです。
 ロバート・マン(第1vn)
 アール・カーリス(第2vn)
 サミュエル・ローズ(va)
 ジョエル・クロスニック(vc)

ヴィオラのヒリヤー、チェロのアダムと名手が退団し、60年代以前の同SQが持っていた、厳しさ・造形力が失われたとされる時期の録音です。しかしこの録音を聴く限りでは、ジュリアードSQらしいかちっとした、作品をまず音楽として聞かせるアプローチは健在で、難解なこの曲を親しむのに好適な演奏だと思います。

なお本CD(CD番号=SRCR2587)にはショーソンの隠れた名曲、ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲が併録されており、これについてもいずれ記事を書きたいと思っています。
  

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コメント(2件)

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アルトゥールさん、こんばんは!

フランク晩年の室内楽は、素晴らしいですね。(交響曲ニ短調はきわめて苦手としているのですが…(汗)。)また、ショーソンのエントリーも楽しみにしています!(^-^)/

さて、ヴラフ四重奏団によるベートーヴェン、第4番、第7番、第8番、第14番はDENONから国内盤でリリースされていますが、あとは輸入盤で初期6曲をCDショップでたまに見かけるくらいで、とても残念です。第13番や第16番などをぜひ聞いてみたいのですが…。
凛虞
URL
2009/08/02 20:50
凛虞さん、コメント有り難うございます。
私はフランクのピアノ五重奏曲、弦楽四重奏曲とも難解に思え、
最近までよく分かりませんでした。しかし両曲とも
ジュリアードSQの演奏を聴いているうちに、だんだん親しめる
ようになりました。
交響曲ニ短調はいまだに親しめずにいます(汗)。
ヴラフ四重奏団のベートーヴェン、国内盤は4曲だけですね。
ドヴォルザークも国内盤は10、13番の2曲だけだと思います。
こればかりはCDショップをまめに回るしかないですね。

アルトゥール
2009/08/03 20:24

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