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zoom RSS 古典四重奏団の演奏会

<<   作成日時 : 2009/10/04 13:39   >>

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昨日10月3日、東京の第一生命ホールで行われた古典四重奏団の演奏会に行ってきました。
プログラムは次の通りでした。

 ショスタコーヴィチ「弦楽四重奏曲第10番変イ長調作品118」 
 同「同第11番へ短調作品122」
 (休憩)
 同「同第12番変ニ長調作品133」

古典四重奏団のメンバーは次の通りです。

 川原千真(第1vn)
 花崎淳生(第2vn)
 三輪夏樹(va)
 田崎瑞博(vc)

チェロの田崎さんが男性、あとの3人が女性という構成です。ぼくはこれまで、実演でもCDでもこれまで古典四重奏団の演奏を聞いたことがなく、今回が全くの初めてでした。

会場となった第一生命ホールはぼくにとって思い出のある場所です。3年前、このブログを開設したばかりの頃、第一生命ホールで、やはり日本人ばかりで構成されたモルゴーア・クァルテットの演奏会を聴いたのですが、その時のプログラムがショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲の第11番と12番でした。
その演奏会を聴いて、すっかりショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲の世界に魅せられてしまいました。CDは全曲盤はそれまでボロディン四重奏団の新盤とブロドスキー四重奏団しか持っていなかったのですが、その演奏会を聴いた後、ボロディン四重奏団の旧盤、タネーエフ四重奏団、ベートーヴェン四重奏団と次々に購入しました。ショタコーヴィチの弦楽四重奏曲は今では、ぼくのクラシック音楽鑑賞の中で重要な位置を占めるようになったのです。
それだけでなく、それまで苦手だった交響曲などショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲以外の作品も聴くようになったのです。

さて昨日の古典四重奏団ですが、2ヶ所の個性を感じました。
第1に、4人の座る位置が、向かって左から第1vn、チェロ、ヴィオラ、第2vnとなっていることです。このようなヴァイオリンの両極配置は昨年紀尾井ホールで実演を聴いたクス四重奏団など他に例がないわけはないですが、珍しいと思います。ぼく自身は、クス四重奏団の以前に聴いた両極配置のカルテットというと、80年代に聴いたスメタナ四重奏団まで遡ります。
第2に、各奏者が楽譜を見ず、暗譜で演奏することです。暗譜で演奏するカルテットを見るのは、スメタナ四重奏団以来でした。

肝心の演奏ですが、まず驚いたのは演奏技術のレベルの高さです。各奏者の技術レベルが高いだけでなく、アンサンブルとしても第一級です。
アンサンブルとして非常に一体感がありながら、各奏者の自発性も失われていません。各奏者の自発性が感じられる個所も多々ありました。カルテットとして理想的なのではないでしょうか。

あえて欠点を挙げるなら、あまりにも技術が高いために、ショタコーヴィチの作品の持つ生々しい内面の吐露というか不気味さというと毒というか、そういう作品の個性の表現が今一つだったことだと思います。しかし、古典四重奏団があえて作曲者の内面を追及するというような姿勢を取らず、純粋な音楽として演奏しようとしたのであれば、それは決して批判すべきようなことではないと思います。

個々の演奏では、最後の第12番、特にその第2楽章の演奏が、複雑で、様々な要素や作曲者の声をを内包した楽章を巧みに聞かせていたと思います。また第11番の第2vnの不気味さを感じさせる音形にも、ぞくりとさせられました。

古典四重奏団は、今年の11月3日に第一生命ホールで、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第13〜15番という最後の3曲の演奏会を開きます。その日は都合の悪い可能性が高いのですが、何とかして聴きに行きたいと思いながら帰路につきました。

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