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zoom RSS スウィトナーのシューベルト「交響曲第3、4番」

<<   作成日時 : 2010/01/01 17:42   >>

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今日1月1日元旦の東京は、冬晴れの快晴の1日でした。
ぼくたち一家は、昨年実母が永眠したため服喪中です。そのため、おせち料理もなく、酒も飲まない、ごく普通のお正月でした。普段と変わったことといえば、朝食兼昼食に、ご飯の代わりにお雑煮を食べたくらいです。
年賀状は、喪中葉書を出さなかった10人くらいの方から頂いただけで、寂しい思いをしました。
また初詣に行くこともなく、1日中、新聞を読んだり、サッカーの天皇杯を見たりして過ごしました。

さて聴き初めは、オトマール・スウィトナー指揮ベルリン・シュターツカペレの演奏するシューベルトの交響曲第3番と4番です。

昨日本ブログにコメントを頂いた方への返事に、お正月はワーグナーでも聴こうと思っていると書きました。
しかしワーグナーは料理にたとえると、ステーキのようなものです。ぼくは50歳まであと数年という年齢になり、お正月からステーキを食べる元気はありません。1年の初めはもっと質素に、お雑煮やお茶漬けでスタートしたいと思うのです。

ブログ仲間に、聴き初めをドヴォルザークにされている方が何人かおられました。良い趣味をしておられると思いました。しかしその真似をするのもどうかと思ったので、普段あまり聴かないシューベルトの初期の交響曲、3番と4番を聴いてみました。

シューベルトの交響曲の中で、「未完成」と「グレイト」の次に有名な曲といえば、第5番D485ではないでしょうか。ぼくの見たところその理由は、シューベルトの演奏に定評があった巨匠ブルーノ・ワルターが第5番を取り上げたからではないでしょうか。ワルターが旧CBSに「未完成」のカップリングに5番を録音したことが、5番という曲を有名にしたように思います。

しかし、ワルター以外の、シューベルトの交響曲全曲を録音していない指揮者の「未完成」「グレイト」以外の録音を見ると、カルロ・マリア・ジュリーニは悲劇的」というニック・ネームを持つ第4番、カルロス・クライバーは第3番を取り上げており、必ずしもワルターと同意見でないことがわかります。

さて今日、3と4番をスウィトナーの演奏で続けて聴いたわけですが、素朴で青年の若書きの作品だなあという印象を持ちました。3番はシューベルト18歳、4番はシューベルト19歳の作品で、実際若書きの作品なのですが…。
もし何の先入観も持たずにこれらの作品を聴いたなら、シューベルトではなく、ハイドンか、モーツァルトの初期の作品と思ったかもしれません。それほど、素朴でのどかな作品です。

しかし両曲とも、緩徐楽章になっている第2楽章は魅力的です。第3番の第2楽章の中間部分でクラリネットが奏される個所は優雅でユーモアの感じられるものです。また第4番の第2楽章の温和な息の長い旋律は、なかなか魅力的です。晩年の「グレイト」の世界を予兆させるものがあるのではないしょうか。
また「悲劇的」というニックネームの由来となっている第4番の第1楽章は、その名の通り悲劇的でダイナミックで、モーツァルトの交響曲40番ト短調を思わせるものがあるように思います。

スウィトナーの演奏は、いつもの通り、明快で流麗な、着実なものです。これら2曲が本来持っている魅力を引き出した演奏だと思います。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
アルトゥールさま こんばんは
今年も宜しくお願いいたします〜。

昨年は、私のところにも喪中の葉書が多数届きました。私の友人、知り合いもそういう年齢になってきているのだと思います。

シュベルトの世界、私はご存じのように大好きです。特に3番が良いですね、かなり演奏の難しい曲です。スィトナーさんの演奏、いずれもどう言ったら良いのか分かりませんが、安心して聴けますよね〜。

ヴァルターの5番はLPでは、ドボルジャークの8番とのカップリングLPを大昔に買っていました。本当に懐かしいです。5番も良い曲ですよね、一度だけ演奏したことがあります〜。

ミ(`w´彡)
rudolf2006
2010/01/01 18:14
今年もよろしくお願いいたします。

シューベルトの初期から中期の交響曲、いいですよね。私は第2番が好きなのですが3,4番もなかなかシューベルトのひたむきな世界を感じられてすきです。
ピースうさぎ
2010/01/01 22:50
アルトゥールさん、こんばんは。
昨年は大変お世話になりました。

僕の聴き初めは、その「新世界より」でした。それに二日も。(笑)
明日はシューベルトでも聴いてみることにしますよ。
本年もどうぞ宜しくお願い致します!
ハルくん
2010/01/02 19:00
アルトゥールさま

昨年はお世話になりました。

本年もよろしくお願いします。


シューベルトの交響曲は今まで最後の2曲しか知りませんでしたが
2年前にコンサートで聴いて、3番を好きになりました。

すっきりとした構成とモーツァルトのような生命力に魅了されたのです。
私はクライバーとデイヴィス(SKD)の演奏を持ってますがスウィトナーのもかなり欲しいです(ついでに申し上げるとブロムシュテットとSKDも)。

ニョッキ
2010/01/02 21:33
rudolf2006さま
コメントを頂き、有難うございます。
今年も宜しくお願い申し上げます。

シュベルトの曲ですが、私は10代の頃の作品は、交響曲も
室内楽もあまり聴いたことがないのですよ。交響曲3番、4番も
数年ぶりに聴いたように思います。
演奏が難しいことは知りませんでした。
実際に演奏をした経験のあるある方と、私のように聴くだけの
人間とでは、同じ曲でもそうとう異なった感想を抱くものだろ
うと思います。
ところでスウィトナーの演奏は、本当に安心して聴けますね。

アルトゥール
2010/01/03 09:41
ピースうさぎさん
コメントを頂き、有難うございます。

私はシューベルトの交響曲は、「未完成」と「グレイト」以外
ほとんど聴いたことがありません。全集盤はスウィトナーしか
持っていないのです。
今回2番について教えて頂き、有難うございました。
スウィトナー盤を買った時以来聴いていない曲だと思うので、
さっそく聴いてみます。
アルトゥール
2010/01/03 10:12
ハルくんさん
コメントを頂き、有難うございます。
こちらこそ、昨年はたいへんお世話になりました。

自分は、10年以上も前の話ですが、1月に「新世界」の
実演を聴いたことがあります。小林研一郎指揮日本フィル
のコンサートでした。「新世界」は年の初めによく合う曲
だと思います。
今年も宜しくお願い申し上げます。
アルトゥール
2010/01/03 17:34
ニョッキさん
コメントを頂き、有難うございます。
こちらこそ、昨年はたいへんお世話になりました。
今年も宜しくお願い申し上げます。

私もシューベルトの交響曲は、ずっと最後の2曲しか知らないも
同然でした。持っているCDがスウィトナーの全集のほか、
 3番 C・クライバー
 4番 ジュリーニ
 5番 ワルター
しかなかったのです。実演では最後の2曲以外は聴いたことが
ありません。
しかし今回聴いてみると、素朴な味わいの中にもシューベルト
ならではの歌謡的は美しさの萌芽が感じられる上、御指摘の
シューベルトらしからぬ(?)生命力も感じられ、佳曲だと
思いました。私はどちらかというと3番より4番の方に魅力
を感じるのですが…。
C・デイヴィス/SKDは私もほしいです。ブロムシュテット
との甲乙は聴いてみないと、いや私の耳では聴いてみても分から
ないだろうと思います。
アルトゥール
2010/01/03 19:48

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