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zoom RSS レオンスカヤのショスタコーヴィチ「ピアノ三重奏曲第2番」

<<   作成日時 : 2010/10/11 18:54   >>

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今日の3連休3日目は晴れ渡った良い天気となりました。
今日はショスタコーヴィチの「ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 作品67」を鑑賞しました。

演奏は、エリザベート・レオンスカヤ(p)、ミハイル・コペリマン(vn)、ヴァレンティン・ベルリンスキー(vc)です。1995年4月のTELDECへの録音です。
vnのコペリマンは録音当時のボロディン四重奏団の第1vn、vcのベルリンスキーはボロディン四重奏団のvcです。なおコペリマンは1996年にボロディン四重奏団を退団し、同四重奏団の第1vnはルーベン・アハロニアンに代わっているので、本録音はコペリマンがボロディン四重奏団に在籍していた最後の時期の録音だということになります。

さてショスタコーヴィチはピアノ三重奏曲を生涯で2曲作曲していますが、第1番の方は彼が10代の時の習作ということで、ショタコーヴィチのピアノ三重奏曲といえば今日聴いた第2番を指すのが通常のようです。

本曲は4楽章構成で、次のような楽譜指定があります。
 第1楽章 アンダンテ
 第2楽章 アレグロ・コンブリオ
 第3楽章 ラルゴ
 第4楽章 アレグレット

緩・急・緩・急の4楽章構成です。ただし第3楽章と4楽章は切れ目なしに演奏されます。

第1楽章はチェロの最弱音で始まります。全体的に暗く、悲劇的な表情に満ち満ちています。
第2楽章は一転して明るくなります。ショスタコーヴィチらしい活気とユーモアにあふれた楽章です。
第3楽章から第4楽章にかけては本曲の最大の聴きどころです。第3楽章は悲哀感に満ちて深刻です。ピアノ伴奏にのってヴァイオリンとチェロが悲しげな旋律を奏でます。そして切れ目なしに続く第4楽章は次第に盛り上がり、力強く高揚し、緊迫したクライマックスを迎えた後、静かに曲を閉じます。しかし高揚の中にもショスコーヴィチ特有のシニシズムがどこか感じられるのではないでしょうか。

このように本曲は曲の構成という点からも見事です。

ぼくは以前本ブログで、ピアノ・トリオというとベートーヴェンの「大公」トリオやシューベルトの1番が有名だが、ベートーヴェンやシューベルトのピアノ・トリオよりも、メンデルスゾーン、ラヴェル、フォーレのピアノ・トリオの方が上なのではないか、そしてメンデルスゾーン、ラヴェル、フォーレに続くのがスメタナとショスタコーヴィチのピアノ・トリオではないか、と書いたことがあります。
今日ショスタコーヴィチのピアノ・トリオ第2番を久し振りに聴いてみて、ますますこの曲がピアノ・トリオ史上に残る大傑作だと思いました。ショスタコーヴィチの室内楽は名作揃いですが、本曲もその一翼を担う存在だと思います。

レオンスカヤ/コペリマン/ベルリンスキーの演奏ですが、コペリマンが室内楽の枠を超えるくらい雄弁な演奏を聴かせています。しかし室内楽の奥義を物にしているレオンスカヤとベルリンスキーがうまくサポートしているので、アンサンブルのバランスは決して崩れていません。ロシア的な熱さを持った演奏だと思います。

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