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zoom RSS ブレンデルのシューマン「交響的練習曲」

<<   作成日時 : 2011/01/04 21:43   >>

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今年の正月は全国的に荒れ模様だったようですが、東京は3日とも好天気でした。
今日はアルフレッド・ブレンデルの演奏するシューマンの「交響的練習曲作品13」を聴きました。1990年7月11〜13日の旧PHILIPSへの録音です。

シューマンはぼくにとって謎の作曲家です。シューマンのピアノ曲と歌曲は大好きなのですが、4曲の交響曲と室内楽はよく分からないのです。室内楽の中でも晩年に作曲されたヴァイオリン・ソナタなどは分かる気がするのですが、「室内楽の年」と言われる年に作曲された3曲の弦楽四重奏曲やピアノ五重奏曲は好きになれないでいます。

その反面、ピアノ曲は大好きです。「クライスレリアーナ」「幻想曲」「幻想小曲集」、それに今日聴いた「交響的練習曲」、これらの曲はいずれも、ほとばしる情熱、どこかしらに感じられる優しさ、たいへん魅力的だと思います。ロマン派の頂点に位置する作品群ものではないでしょうか。
この「交響的練習曲」はぼくのとりわけ大好きな曲で、ここ10年以上、1ヶ月に1回は聴いているような気がします。それくらい好きでたまらない曲なのです。

さてブレンデルの演奏ですが、ブレンデルのシューマンというとあまり良いイメージを持たれていないのではないでしょうか。知性派ブレンデルにロマン派シューマンは向いていないというわけです。
しかし聴いてみると、確かに全体の構造を把握した上での考えられた演奏であって即興性は乏しいかもしれませんが、細部に至るまで磨きぬかれた繊細さと全体を通しての流麗さが見事に共存しており、それに旧PHILIPSの優秀な録音があいまって、完成された演奏だということはできると思います。
ぼくはこの曲はモノラル時代のナット、カサドシュから現役のキーシンまで、いろいろなピアニストの録音を聴いてきましたが(ただし最近出た内田光子さんのは未聴です)、その中でのベストはこのブレンデルではないでしょうか。今日聴いて、そう思いました。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
新年おめでとうございます。すっかりご無沙汰、ブログも休眠状態ですが、時々また寄せてもらいます。この曲はカサドシュ盤を持っています。
crest
2011/01/05 15:32
crestさん
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
私のブログも一時休眠状態でした…。
何とか脱却しようと思っています。
カサドシュは良かったですね。
気品あふれた演奏で、凡演など1つもなかったと思います。
アルトゥール
2011/01/06 08:44
アルトゥールさん、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

シューマンはシンフォニーも室内楽もかなり好きですが、ピアノ曲では僕も「幻想曲」「クライスレリアーナ」「交響的練習曲」が不動のベスト3ですね。
今まで聴いた中ではリヒテル盤を最も好んでいます。他にはポリーニも好きですし、古いところではコルトーが好きです。
なにはともあれ素晴らしい曲ですものね。
ハルくん
2011/01/15 09:42
ハルくんさん
明けましておめでとうございます。
こちらこそ、今年も宜しくお願い申し上げます。

「幻想曲」「クライスレリアーナ」「交響的練習曲」、ぼくもいずれも好きです。
あと「幻想小曲集」も…。
そしてこれらの中では、ハルくんさんも以前同じことを仰っていたと思いますが、
特に「幻想曲」ですよね(笑)。
リヒテル盤は私も昔から好んで聴いています。ポリーニ、コルトーはまだです。
ハルくんさんがブレンデルを挙げておられないところはニヤリとさせられました。
ブレンデル、人気がないですね(笑)。
アルトゥール
2011/01/15 20:04
はじめまして。
こちらは、北国でして、シューマンのピアノ曲を聴きながら雪解けをのんびり待っています。
昨日買ってきたケンプのシューマン5枚組セットを聴きながらネットを楽しんでいたら、偶然お邪魔することとなりました。
素敵なページですね。
ところでブレンデルの演奏って説得力があって成る程と感心してしまう。たぶんクレーメルのヴァイオリン演奏みたいに。でも、ケンプ、しみじみとしていいですよ。
Pocky
2011/01/23 09:43
Pockyさん
はじめまして。コメントを頂き、有難うございます。
実は私もケンプの大ファンなのです。ドイツ・オーストラリア系のピアノ音楽は
一にケンプ、二にブレンデルというのが私の好みです(両者の芸風は正反対ですが)。
ケンプのベートーヴェン全集は一生の宝だと思い、
新旧ともに持っているほどですが、ケンプのシューマンも大好きです。
ケンプのシューマンは、テクニック面に難があると思いますが、
Pockyさんの仰るようにしみじみとした味わいは、他のピアニストから
聴くことのできないものだと思います。
アルトゥール
2011/01/24 07:12

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