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zoom RSS オイストラフのモーツァルト「ヴァイオリン協奏曲第1〜3番」

<<   作成日時 : 2011/05/05 21:35   >>

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今日5月5日の東京は、曇り空で気温は昨日より下がり涼し目でした。
今日は近所のスーパーに買い物に出かけたくらいで、ほとんどの時間を自宅で過ごしました。

今日はモーツァルトのヴァイオリン協奏曲の第1番から3番までを鑑賞しました。ダヴィド・オイストラフ(vn、指揮)とベルリンPOの演奏です。1970年から71年にかけてEMIに録音された同コンビのモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集の1枚目です。
オイストラフ(1908年生まれ)は1974年に亡くなっているので、彼の演奏歴の最後年のものだということになります。

モーツァルトのヴァイオリン協奏曲というと、第3番から5番までは有名ですが、1番と2番はあまり知られていないのではないでしょうか。
今日1番から3番まで通して聴いてみて、それも仕方がないと思いました。
確かに1番の第3楽章や2番の第1楽章など、今日聴いて魅力を感じた個所はあります。1番・2番が凡作だと言うことはできません。
しかし第3番のあの有名な冒頭の旋律に始まり、優雅この上なく、そのうえ中身のぎっしり詰まった充実感に比べると、1番・2番は充実度の点で落ちるように思うのです。
モーツァルトの5曲のヴァイオリン協奏曲はすべて1775年、彼が19歳の時の作で、2番と3番の間の作曲間隔は3ヶ月しかないとのことです。その3ヶ月の間にモーツァルトに何が起こったのだろうと思うくらい、作曲書法の上で長足の進歩を感じるのです。

オイストラフはぼくにとって神様的存在のヴァイオリニストです。ぼくにとって、ピアノのルービンシュタインとヴァイオリンのオイストラフは神様なのです。
オイストラフの風格豊かな豊麗な音色と、スケールの大きい伸び伸びした演奏スタイルは、いつ、どんな曲を聴いても、好きでたまらないのです。

ただし今日聴いて、オイストラフの神経質さのない豊かな演奏は大きな魅力ですが、ちょっと単調すぎ、陰影に乏しいのでは、と感じました。
考えてみると、本録音はベルリン・フィルの弾き振りです。世界一のオーケストラを弾き振りするというのは、音楽家にとってこれ以上ない名誉なことです。
オイストラフがそんな名誉を与えられて張り切りすぎた、ということが背景にあるのでは、と思ったりしました。
オイストラフのモーツァルトというと、現在クレスト1000シリーズから出ているバトゥラ=スコダ(p)と共演したヴァイオリン・ソナタ集もあり、そちらの方は風格豊かな大名演ですが、こちらのヴァイオリン協奏曲の方はちょっと落ちるかな、というのが率直な感想です。


追記 モーツァルト「ヴァイオリン協奏曲第3番」については、過去にフランチェスカッティ/ワルター盤の記事を書いたことがあるので、その記事をを自己TBしました。

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2011/05/06 17:49

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