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zoom RSS ピリスのシューベルト「ピアノ・ソナタ第14番」

<<   作成日時 : 2011/08/20 20:50   >>

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今日は夏の暑さの和らいだ1日でした。
今日、高校野球の決勝戦が行われ、東京の日大三高が青森の光星学院を下して、2回目の優勝を遂げました。
大会前の評判が必ずしも高くなかった光星学院が青森勢として42年ぶりの決勝進出を果たしたのは大健闘だっと思います。

今日はマリア・ジョアン・ピリスの演奏するシューベルトのピアノ・ソナタ第14番D784を聴きました。1989年2月のDGへの録音です。
録音年月からみて、彼女がERATOからDGに移籍した直後の録音だと思われます。

シューベルトのソナタ第14番は急・緩・急の3楽章構成をとっています。
全曲の半分以上を占める第1楽章は速度記号はアレグロ・ジェストとなっていますが、アレグロとは思えないほど静かな楽章です。シューベルトらしい暗い情感と歌謡性に満たされています。何か絶望感のようなものが感じられます。
第2楽章はアンダンテですが、歌謡的な美しさにあふれています。
第3楽章はアレグロで伸びやかな楽章です。

この曲は1923年、シューベルト26歳の年の作品とのことですが、シューベルトの晩年(といってもわずか30歳くらいだったわけですが)の作品に見られる暗さ、悲劇性がすでに現れているように思います。暗い情感に満たされた第1楽章はとりわけ傑作だと思います。

ピリスの演奏はすばらしいものです。細部にまで繊細な神経が行き届き、しかも曲の自然な流れを損なっていません。いや、それどころか、自然体の演奏のように聴こえます。このようにニュアンスの豊かさと演奏の流れの良さを両立させることは困難なものですが、ピリスはそれを高い次元でそれを実現しています。彼女とシューベルトの相性の良さもあるのではないでしょうか。

ピリスはERATO時代にシューベルトのピアノ・ソナタ21番と18番を録音した後、DGに録音してこの14番を録音しましたが、以降今に至るまでシューベルトのソナタは1曲も録音していません。90年代後半に2つの即興曲集、3つのピアノ小品D946などを収録したたいへん素晴らしい小品集は録音していますが…。
ピリスのシューベルトがERATO時代も含めて非常にすぐれているだけに、このことは残念に思います。

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