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zoom RSS 「内田光子ピアノ・リサイタル」(11月7日)

<<   作成日時 : 2011/11/13 09:24   >>

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先週11月7日(月)、東京・港区のサントリーホールで行われた内田光子さんのピアノ・リサイタルに妻とともに行きました。
プログラムは、シューベルトのピアノ・ソナタ第19番、同第20番、同第21番でした。すなわち、シューベルトの「後期3大ピアノ・ソナタ」です。

まず、当日の開場が17時50分、開演が18時30分と、通常よりも30分早くなっていました。
これはシューベルトの3大ピアノ・ソナタを一夜で演奏すると、通常のコンサートよりも長くなってしまうことを配慮したためだろうと思いますが、当日は平日だったので、仕事があるので18時30分にサントリーホールに到着するのがたいへんだという方が多かったのではないでしょうか。
ぼく自身は間に合いましたが、コンサートが始まって1曲目のソナタ19番が終わってから会場に入ってきた方も少なからずおられました。

しかし演奏の方は、本当にすばらしいものでした。
内田さんは90年代にシューベルトのピアノ・ソナタ全集を録音しています。当日演奏した3曲は、彼女がこれまで何回も演奏してきたはずです。
しかしぼくは、内田さんが「自分は死ぬまでシューベルトを演奏していたい」というような趣旨のことを語っておられたのを何かで読んだことがあります。
たとえが適切がどうかわかりませんが、画家のセザンヌは、晩年、「サン・ヴィクトワール山」という山の画を何回も描き続けました。内田さんにとってシューベルトはサン・ヴィクトワール山のような存在なのでしょう。

内田さんの演奏を聴いていてまさに求道者だと思いました。
音がクリアで、純粋で繊細で、何の作為も感じられない演奏。シューベルトしか感じられない演奏です。
3曲の最初から最後までがすばらしかったですが、最初の19番では、この曲でこんな繊細な表現が可能なのかと驚かされましたし、20番の第2楽章はまさに絶美、孤高の世界でした。
休憩をおいて演奏された21番での、静かで淡々と弾き始めたのも忘れられません。

これほどのピアノ・リサイタルは1年に1回聴くことができれば、それはたいへん幸運というべきです。
至福の一夜でした、

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