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zoom RSS ケラー四重奏団のチャイコフスキー「弦楽四重奏曲『フィレンツェの想い出』」

<<   作成日時 : 2011/11/26 17:46   >>

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画像1ヶ月くらい前だったと思いますが、紀尾井ホールから来年3月24日(土)にケラー四重奏団の来日公演が開催される旨の案内が届きました。
ぼくはケラー四重奏団の録音は、相当以前からチャイコフスキーの弦楽四重奏曲全集とドビュッシー/ラヴェルを持っていました。それに加え、本ブログを開設後、ブログ仲間の間で同四重奏団のバルトークの弦楽四重奏曲全集が良かったので、それも購入しました。
これらのいずれもがすぐれた演奏だと思っていたので、来春の来日公演は迷わずチケットを取りました。

さて今日は、ケラー四重奏団の演奏するチャイコフスキーの弦楽六重奏曲「フィレンツェの想い出」を聴きました。上述のチャイコフスキーの弦楽四重奏曲全集の中に含まれている録音です。録音年月は1993年5月で、同四重奏団の最初期の録音です。
録音当時のメンバーは次の通りでした。

 アンドラーシュ・ケラー(第1vn)
 ヤーノシュ・ビルツ(第2vn)
 ゾルダーン・ガル(va)
 オットー・ケルテス(vc)

同四重奏団の初代メンバーです。本録音は六重奏なので、さらに第2vaにキム・カシュカシャン、vcにミクローシュ・ペレーニと名手が加わっています。
なお現在の同四重奏団は、第2vnとvcが変わっているようです。

さてチャイコフスキーの弦楽六重奏曲というと、第2楽章での抒情的で甘美な旋律が、ぼくには忘れられません。旋律発明の才能に恵まれていたチャイコフスキーの中でも、屈指の名旋律ではないでしょうか。
しかし今日久しぶりにこの曲を聴いて、第2楽章だけではないと思いました。

第1楽章が活気にあふれていて楽しく聴けますし、第3楽章は事実上のスケルツォですがどこか舞曲風でなかなか充実しています。第4楽章も舞曲風で流麗で、聴いていて楽しいです。

本曲は1890年というチャイコフスキー50歳の年の作品ですが、円熟期の作品だけあって、さすがに充実していると思います。

ケラー四重奏団の演奏はスマートなものです。
この曲はぼくはボロディン四重奏団の演奏も持っていますが、ボロディン盤がロシアの民俗的要素を前面に押し出した演奏だったのに対し、ケラー盤はもう少し控え目で、いかにも室内楽という感じます。そして現代を意識するあまり鋭角的になったり、各奏者が自分の腕を発揮しようと張り切ったりすることはありません。アンサンブルに対する意識が強いのです。かといって平凡な演奏のわけではなく、都会的というかたいへん洗練されています。
同四重奏団はハンガリーの団体ですが、同じハンガリーでも例えばタートライ四重奏団やバルトーク四重奏団と比べて、あまりハンガリーらしくないということができるでしょう。

来春の来日公演がたいへん楽しみです。

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