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zoom RSS ショルティのヘンデル「メサイア」

<<   作成日時 : 2011/12/23 20:39   >>

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今日、天皇誕生日の東京は、曇り空でたいへん寒い1日でした。今年の冬は厳冬になるのではないかという予感がしました。

今日はヘンデルのオラトリオ「メサイア」を聴きました。明後日がクリスマスなので、それに合わせて聴いてみたのです。
演奏はサー・ゲオルグ・ショルティ指揮シカゴ交響楽団、シカゴ交響合唱団(合唱指揮:マーガレット・ヒリス)、キリ・テ・カナワ(ソプラノ)、アンヌ・ゲヴァング(アルト)、キース・ルイス(テノール)、グヴィン・ハウエル(バス)、デイヴィッド・シュレイダー(チェンバロ)、アドルフ・ハーセット(独奏トランペット)です。
録音年月は1984年10月です。

ぼくは、2006年にニコラウス・アーノンクール指揮ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスが来日した時、このヘンデル「メサイア」を聴いたことがあります。
今でもよく覚えているのですが、その時感じたのは、これは音楽というより、救世主が降誕したという物語だということでした。オーケストラが小規模なことが、そのような実感を受けるのに大きく影響したのだと思います。

ただしそれは、ぼくがそれまで「メサイア」に対して抱いていた先入観を覆す出来事でした。
ぼくが初めて「メサイア」を聴いたのはカール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団のアルヒーフ盤だったと思います。リヒターらしい厳格で重厚感のある演奏だったと思います。
それ以来「メサイア」については、例えばバッハの「マタイ受難曲」と同様の重々しい音楽だというイメージを抱いていたのです。
ですからアーノンクールの実演を聴いて、音楽そのものというより、音楽という形式を借りた物語だという実感を持ったのは、非常に新鮮な出来事でした。
その後アーノンクールの「メサイア」のCDを買い、「メサイア」のリヒター盤などと違う魅力を知ったのです。

ところで今日聴いたショルティ盤は、オーケストラがシカゴ交響楽団というフル・オーケストラのせいで、やっぱり音楽そのものを聴いている感がします。今では流行らないスタイルなのかもしませんが、ぼくなどにとっては昔懐かしのスタイルで、これはこれで立派な1個の演奏なのではないかと思います。
またショルティの明るく力強いスタイルが曲想とマッチしていますし、全盛期と思われるキリ・テ・カナワを中心にした独唱陣も合唱団も美声を聴かせてくれます
また本演奏は英語で歌われていますが、「メサイア」はヘンデルのイギリス時代の作品ですから、このように英語で歌うのが本来の姿なのでしょう。
リヒターのような重厚な演奏ではないと思いますが、むしろこういう力強い演奏の方が「メサイア」にマッチしているのではないかと思うのです。救世主が降誕したという喜び・希望がダイレクトに伝わってきます。

最後に、ショルティについて一言。過日、ショルティ指揮シカゴ響のブルックナーの交響曲第9番の記事を書いた時、ブログ仲間の方から日本ではショルティの評価が低いという御指摘を受けました。
実際、御指摘の通りです。ぼく自身、ショルティを賞賛する人はほんの少ししか知りません。ショルティの没後10年以上が経った現在、例えばタワレコに行ってみると分かるのですが、ショルティの国内盤はほとんど存在しなくなったようです。
しかしショルティがシカゴ響の音楽監督だった70年代、80年代は、ヨーロッパ最高のオーケストラがカラヤン指揮ベルリン・フィルだったとすれば、アメリカ最高のオーケストラはショルティ指揮シカゴ響だったはずです。なのに、なぜここまで不人気なのか、解せない話です。

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