クラシック音楽のある毎日

アクセスカウンタ

zoom RSS アラウ/ハイティンクのブラームス「ピアノ協奏曲第2番」

<<   作成日時 : 2011/12/25 17:40   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 2

今日は冬晴れの天気でしたが、最高気温が10度以下の寒い1日でした。
今日はブラームスのピアノ協奏曲第2番を聴きました。
演奏はクラウディオ・アラウ(p)、ベルナルト・ハイティンク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団です。録音は1969年10月24−28日です。

ブラームスというと渋い音楽、憂愁の音楽というイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、彼は交響曲第2番やヴァイオリン協奏曲、それにこのピアノ協奏曲第2番のような晴朗で穏やかな曲も作曲しています。
ぼくは5年くらい前からでしょうか、渋いブラームスよりも、これらの晴朗なブラームスに魅かれるようになってきました。年を取ったせいでしょうか。

このピアノ協奏曲第2番は、冒頭のホルンとその直後のピアノとの掛け合いから、いかにも晴朗でのどかで、良い音楽だなあと実感します。
しかし明るい一点張りではなく、あちこちにブラームスらしい陰影が感じられます。
今日のような冬晴れの1日に聴くのにふさわしい曲ではないでしょうか。

この曲には、バックハウス/ベーム/ウィーン・フィルという古典的な名盤が存在します。ぼく自身も若い頃からよく聴いた演奏です。
バックハウス/ベーム盤に加え、90年代の出たブレンデル/アバド/ベルリン・フィル盤が好きで、これまではだいたいこのどちらかを聴いてきたような気がします。

今日聴いたアラウ/ハイティンク盤は、重厚・剛直な演奏です。
ブラームスは後期ロマン派に分類される作曲家ですが、ロマン派ではなくベートーヴェンを聴いているような気持ちになる演奏です。
中でも緩徐楽章での深々とした呼吸感は見事なものです。
アラウらしい演奏といえますが、ハイティンク指揮コンセルトヘボウ菅もアラウと呼吸を一にして、壮麗・雄大な演奏を繰り広げています。
ハイティンク指揮というと個性的な魅力に乏しい指揮者のように思われていますが、このような演奏をすることもあるのか、という新鮮な気持ちがしました。

このアラウ/ハイティンク盤はふだんあまり話題にならない演奏のように思います。
確かに平素取り出して聴くリファレンスとしてはどうかと思いますが(ぼくにとってのこの曲のリファレンス盤は今のところ、ブレンデル/アバドです)、それでもバックハウス/ベーム盤やブレンデル/アバド盤とともに、いつまでも聴いていたい名演奏だと思います。


追記 本曲については、ブレンデル&アバド盤の記事を書いたことがあります。古い記事ですが、自己TBします。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
ブレンデル&アバドのブラームス「ピアノ協奏曲第2番」
東京では、一昨日までの大雨・大嵐から一転して、昨日・今日と好天気に恵まれた。一年中の今日のような日だったらよいのに、と思わせるような晴天だった。こういう秋の天気の良い日にブラームスの名曲・ピアノ協奏曲第2番はよく合うのではないだろうか。そう思って、アルフレッド・ブレンデルのピアノ、クラウディオ・アバド指揮ベルリンPOの演奏で聴いてみた。録音は1991年の9月である。 ...続きを見る
クラシック音楽のある毎日
2012/01/11 17:17

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
まったく、同感です。アラウのブラームスもっと人気があっても良いと
ずっと不思議でおりました(。-_-。)
爽やかさやシャープさは感じられない、厚ぼったくて、
一昔前の丸みを帯びた音色。ルックスもそんな感じかな^^;
でもですよ、ふとそれが良く感じてしまうと、ハマります。
たぶん、あんな懐しい音色で奏でてくれるピアニストはこれからは
もう現れないのだと想うと泣けてきます( ; ; )
たかちゃん
2012/02/06 22:44
たかちゃんさん、はじめまして。
コメントを頂き、有り難うございます。
またレスが遅れ、申し訳ありません。

アラウは、日本では今一つ人気が出なかったように思いますが、
私は聴けば聴くほど味わいが感じられて、大好きなピアニストです。
ベートーヴェン、ブラームス、リストはもちろんですが、
ショパンもシューマンも好きです。
特にアラウのショパンは、イメージに合わないですが、熟成したウイスキー
のようなもので、ハマリます。
ただし、アラウの芸風上、どの作曲家でもスタンダードには成りえない
のが弱点のように思いますが…。
しかし時々CDを取り出して聴いていると、アラウならではの味わい
があって、本当に感動してしまいます。
アルトゥール
2012/02/11 01:19

コメントする help

ニックネーム
本 文
アラウ/ハイティンクのブラームス「ピアノ協奏曲第2番」 クラシック音楽のある毎日/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる