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zoom RSS アルカント・カルテットの演奏会(1月15日)

<<   作成日時 : 2012/01/22 14:11   >>

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1週間前の日曜日、1月15日に東京・文京区のトッパン・ホールで行われたアルカント・カルテットの演奏会に行ってきました。

アルカント・カルテットは2002年に結成されたカルテットでメンバーは次の通りです。

 アンティエ・ヴァイトハース(第1vn)
 ダニエル・ゼペック(第2vn)
 タベア・ツィマーマン(va)
 ジャン=ギアン・ケラス(vc)

この中でヴァイトハースとツィマーマンが女性で、ゼペックとケラスが男性です。
また各奏者の座り方は、向かって左から第1vn、第2vn、va、vcと普通でした。

また当日のプログラムは次の通りでした。

 バルトーク:弦楽四重奏曲第6番
 ハイドン:弦楽四重奏曲ロ短調作品64の2
 (休憩)
 ドビュッシー:弦楽四重奏曲


ぼくはアルカント・カルトットについては、ヴィオラのツィマーマンやチェロのケラスのようにソリストとして活躍する名手が集まって結成されたカルテットで、欧米で高く評価されていると聞いていましたが、これまで実演(今回が初来日ではないでしょうか)はもちろんCDも聴いたことがなく、全くの初体験でした。

まず最初のバルトークの第6番は、民族的な要素、前衛性、そして作曲者の心情が混在した、難解かつ充実した作品です。アルカントの演奏は、メンバーが実力を十分発揮したもので、たいへん聴きごたえがありました。ハンガリーの民族的な要素を強調する演奏ではありませんが、楽譜にはこう書かれている、という楽譜通りの客観的な演奏をとことんまで追求したものでした。
各奏者が高いレベルでその上誰もが目立つようなことはなく、こういうスタイルでこの日のアルカントのようなレベルに到達するのは、なかなか難しいのではか、そのようなことを感じました。

次のハイドンはプログラムの上で、2つの大曲の間の口直しのような位置づけでしょうか。
アルカントの各奏者が演奏を楽しんでいるのは分かりましたが、牛刀を持って鶏を割くような感がなきにしもあらず、といったところでした。

最後のドビュッシーですが、これはラヴェルの弦楽四重奏曲とともに印象派の代表的な弦楽四重奏曲です。
アルカントの演奏は、バルトークの時と同様客観的な演奏で、フランスの香りのようなものは感じられませんでしたが、各奏者が実力を十分に発揮した演奏だったと思います。ただし曲の性格上、もう一つ繊細さがほしかったような気がします。

アンコールは3曲のようでしたが、ぼくは2曲目(ブラームスの第3番でした。このアンコールは良かったです)が終わったところで、これで終わりと早合点して会場を出てしまいました。なおリーダーとしてアンコール曲を紹介したケラスの日本語はたいへん上手かったです。

このようにこの日のアルカント・カルテットの演奏は、バルトークがいちばん良かったように思いました。
各奏者の実力(特にヴィオラのツィマーマンとチェロのケラス)はこれまでのカルテット史上になかったほど高いもので、これからまだまだ発展していきそうなカルテットです。
その過程で独自の個性が出てくるでしょう。
ぼくのようなカルテット・ファンにとっては、目の離せない存在です。

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