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zoom RSS F=ディースカウ/デムスのシューベルト「歌曲集」

<<   作成日時 : 2017/02/26 17:43   >>

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今日の東京は2月とは思えないほど暖かな日で、春の到来がそう遠くないことを感じさせる1日でした。
今日は、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウが、イエルク・デムスのピアノ伴奏でDGレーベルに録音したシューベルトの歌曲集を聴きました。

収録曲は次の通りです(カッコ内は、作詩者の名前です)。

1竪琴に寄せてD737(ブルッフマン)、2フィロクテートD540(マイアーホーファー)、3メムノンD541(
マイアーホーファー)、4冥府への旅D526(マイアーホーファー)、5冥界に下る時のオルフェウスの歌D474(
ヤーコビー)、6タウリスのオレステスD548(マイアーホーファー)、7罪を清められたオレステスD699(マイアーホーファー)、8アイスキュロスからの断片D450(マイアーホーファー)、9怒れるティアナにD707(マイアーホーファー)、10双子座の星に寄せる狩人の歌D360(マイアーホーファー)、11ヘリオポレスTD753(マイアーホーファー)、12みずから沈みゆくD700(マイアーホーファー)、13泣くD926(ライトナー)、14舟人の別れの歌D910(ショーバー)、15十字軍D932(ライトナー)、16私の揺籠の前に立ってD927(ライトナー)、17春の歌D398(ヘルティ)、18狩人の愛の歌D909(ショーバー)

全部で18曲です。
録音時期は1961年11月と1965年5月です。

本歌曲集は、2000年にF=ディースカウの生誕75年を記念して国内盤が発売されたもの(CD番号=POCG30173)で、現在では国内盤は廃盤になっているのかもしれません。

本歌曲集には「野ばら」「魔王」のような有名曲は含まれていません。しかし、シューベルトの600曲以上と言われる歌曲群は宝の山です。あまり有名でない曲の中にも、なんと美しい曲なのだろうと聴いて感動するような曲が多く存在するように思います。

今日は聴いた18曲の歌曲も、そのような曲ばかりです。第1曲「竪琴に寄せて」から第12曲までが古代ギリシア・ローマの神話を題材にした作品、第13曲「泣く」から第18曲「狩人の愛の歌」までが人の世界を題材にした作品とのことですが、聴いて「こんな良い曲があったのか」と驚くような歌曲が多く含まれています。
具体例を挙げると、第1曲「竪琴に寄せて」、第5曲「冥界に下る時のオルフェウスの歌」、第9曲「怒れるティアナに」、第13曲「泣く」などです。
メロディの美しさ、深々とした息の長さなど、シューベルト以外の作曲家が創りえなかったような唯一無二の見事な作品です。

管理人の個人的な考えですが、ハイドン・モーツァルトの古典派以降の作品(バッハ、ヘンデルのバロック音楽は除きます)では、器楽曲ではベートーヴェンの弦楽四重奏曲、声楽曲ではシューベルトの歌曲が、最も芸術的に高い境地に到達しているのではないでしょうか。
歌曲の分野では、管理人はシューベルト以外ではブラームスとヴォルフも好きですが、シューベルトは全くの別格的存在です。

また、シューベルトが曲を付した詩人としては、ゲーテ、シラーなどが有名ですが、それだけでなく、シューベルト自身親交が深かったというマイアーホーファーの詩を元にした歌曲にも名作が多いように思います。本CDは過半数がマイアーホーファーの詩によるもので、その好例だと思います。

F=ディースカウの演奏は見事なものです。30代後半という彼の全盛期に録音されたもので、ドイツ語の美しい発音、ビロードのように柔らかく美しい、息の長い朗々とした声唱は、これ以上の演奏はあり得ないと感じられるくらいの絶唱です。本CDはシューベルトの芸術だけでなく、ディースカウ全盛期の至芸を堪能するのにも適した録音だと思います。

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