クラシック音楽のある毎日

アクセスカウンタ

zoom RSS アンドラーシュ・シフ・ピアノ・リサイタル(3月21日)

<<   作成日時 : 2017/03/22 17:46   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

昨日2017年3月21日、東京・初台の東京オペラシティ・コンサートホールで行われた、アンドラーシュ・シフのピアノ・リサイタルを聴きました。
昨日のプログラムは次の通りでした。

 モーツァルト「ピアノ・ソナタ第17番K570」
 ベートーヴェン「ピアノ・ソナタ第31番作品110」
 ハイドン「ピアノ・ソナタ第51番」
 シューベルト「ピアノ・ソナタ第20番D959」

お分かりのように、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトのピアノ・ソナタの最後から2番目の曲で構成されたプログラムです。
なお、1日おいた明日3月23日には、同じ東京オペラシティ・コンサートホールで上記4人の作曲家の最後のピアノ・ソナタで構成されたリサイタルが行われます。

昨日のリサイタルは、休憩なしで行われました。

まずモーツァルトのソナタK570ですが、これは管理人の大好きな曲です。モーツァルトの全ての作品の中で最も好きなのはどの曲かと問われれば「セレナード第10番『グラン・パルティータ』K361」を挙げると思いますが、ソナタK570も5本の指に入れるくらい大好きなのです。
優雅でユーモラスでほのぼのとした第1楽章、悲しみをたたえた静謐な第2楽章、軽快でリズミカルな第3楽章、どれも大好きです。第1楽章も大好きですが、とりわけ単純素朴なはずの第3楽章が自分でも不思議なくらい、好きでいます。
しかしこの曲は、なぜかリサイタルで取り上げられることが少なく、管理人はこれまで1回も生で聴いたことがありませんでした。
3月23日ではなく、最後から2番目のソナタを集めた21日のリサイタルを聴きに行った大きな理由は、この曲を生で聴くことができることにありました。

次のベートーヴェンのソナタ31番も大好きな曲です。管理人がベートーヴェンの全ての曲の中で最も好きなのはこの曲だというくらいです。
しかしソナタ31番は、1980年代からベートーヴェンの後期3大ピアノ・ソナタの1つとして有名になり、実演でもたびたび取り上げられるようになりました。管理人はこの曲はペーター・レーゼル、ゲルハルト・オピッツなど複数のピアニストで聴いたことがあります。

これに対して、3番目のハイドンのソナタは実演では初めての曲でした。管理人はワルター・オルべルツのハイドン「ピアノ・ソナタ全集」やアルフレート・ブレンデルのハイドンのソナタ選曲集を持っており、それらで聞いたことがあるはずなのに、どんな曲なのか当日聴くまでは思い出せないほどでした。
しかし上のオルべルツの全集を聴いていれば分かることですが、ハイドンは膨大な数の作品を作曲したにもかかわらず、外れ、凡作の極めて少ない作曲家です。シフの演奏を聴いてこの曲のことを思い出したとともに、ハイドンらしい素朴でユーモラスな佳曲だと感じました。

最後のシューベルトのソナタ20番は、管理人がクラシックを聴き始めた1970年代はあまり有名な曲ではなかったのですが、1980年代後半くらいからシューベルトの後期3大ソナタとして有名になり、人気曲となったように思います。
管理人自身この曲はシューベルトの最後のソナタ21番より好きな曲で、これまでアルフレート・ブレンデルや内田光子の生演奏で聴いたことがあります。

このように昨日のリサイタルは管理人の好きな曲ばかりで、たいへん楽しみにしていたのです。

さてシフの演奏ですが、管理人がシフを生で聴くのは1994年、2011年に続き3回目でした。
シフは最近フォルテピアノによる演奏を手掛けるようになったと聞いていたので、昨日もその影響を受けた演奏をするのかと予想していたのですが、実際に聴いてみるとそれはあまり感じませんでした。
しかし、どの曲でもデリケートでどこまでも自然体、全くユニークな演奏スタイルでした。
演奏自体の出来は、途中のベートーヴェン、ハイドンに難を感じ、モーツァルトは普通、シューベルトが最も良かったように思います。

これら4曲の演奏時間の合計は1時間半を超えます。休憩なしで弾き続けたシフ(1953年生まれなので、今年で64歳のはずです)の体力は相当なものだと思います。
またモーツァルトとベートーヴェンの間、ベートーヴェンとハイドンの間には聴衆の拍手が入りましたが、ハイドンとシューベルトの間は拍手がなくで続けて演奏されました。
おそらくモーツァルトとベートーヴェンの間、ベートーヴェンとハイドンの間も、聴衆が拍手しなければ続けて演奏するつもりだったのではないでしょうか。

全4曲を弾き終えた後のシフはさすがに疲れた表情でしたが、聴衆の拍手に応えてアンコールを何と7曲も弾いてくれました。シューベルトの「3つのピアノ曲D946」の第2曲、バッハの「イタリア協奏曲」。ベートーヴェンのバガテル、モーツァルトのピアノソナタ第16番K545の第1楽章、シューベルトの「楽興の時」第3曲などです。
またシフのステージマナーはたいへん立派なものでした。

このようにベートーヴェンなどで演奏技術の問題を感じる場面はありましたが、管理人の好きな曲を多く聴くことができたことや7曲もアンコール曲を聴かせてもらったことを考え合わせると、全体としては大いに満足できる演奏会だったのです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
アンドラーシュ・シフ・ピアノ・リサイタル(3月21日) クラシック音楽のある毎日/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる