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zoom RSS ボザール・トリオのハイドン「ピアノ三重奏曲第28番」

<<   作成日時 : 2017/05/26 15:48   >>

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今日の東京は午前中は雨でした。雨は午後に降り止み曇りの天気となりましたが、5月下旬にしては肌寒い1日でした。

今日の1曲は、ボザール・トリオの演奏するハイドンのピアノ・トリオ第28番です。1972年5月の旧Philips(現在はDecca)への録音です。

ハイドンのピアノ・トリオ28番と言っても、ピンと来る方はごく少数なのではないでしょうか。
ボザール・トリオはハイドンのピアノ・トリオ全集の録音を果たしており(CDで9枚組)、そこには全部で42曲が含まれています。今日聴いたのはその中の1曲で、作品番号はHob.XV:28、ニ長調ということになります。
そう言っても多くの方は何のことか分からないと思いますので、いちおう曲の紹介をしますと、本曲は急・緩・急の3楽章構成を取ります。
第1楽章はチェロとピアノの重奏で始まり、素朴でユーモラスな感があります。管理人はこの第1楽章が大好きです。第2楽章は静かでどこか寂しげです。第3楽章は明快に始まりますが、途中で短調に転調して悲痛な様子に変わり、そしてまた転調して明朗な長調に戻ります。演奏時間は全部で17分くらいです。

本曲を通じてピアノがリードし、ヴァイオリンが従、チェロはあまり出番がありません。もっともこれはハイドンのピアノ・トリオ全てに言えることで、本曲はまだチェロに役割が与えられている方なのですが…。ピアノ・トリオの作曲技法という観点からは未熟なのかもしれません。

しかし、1曲の音楽として聴いてみると、耳に優しいというのでしょうか、気軽に聴くことのできる一方で、じっくり聴いていると第3楽章を始め内容的になかなか充実していることが分かります。
これはハイドンの他のピアノ・トリオにも言えることです。ボザール・トリオのCD9枚組の全集を聴いていると、名曲・佳曲だと感じる曲に出くわすことが、はなはだ多いのです。ハイドンは「交響曲の父」であると共に「弦楽四重奏曲の父」でもあったわけですが、「ピアノ・トリオの父」と言うこともできるのではないでしょうか。

しかしハイドンの40曲以上のピアノ・トリオが実演で取り上げられることはほぼありませんし、録音もボザール・トリオを例外として、有名トリオはほとんど取り上げていません。もっとも本曲28番は、オボーリン、オイストラフ、クヌシェヴィツキーの「オイストラフ・トリオ」による録音があり、管理人はその録音で本曲を知ったのです。
管理人は本曲を気に入ったので、思い切ってボザール・トリオの全集を買ってみたところ、それが大当たりだったというわけです。
こうなると他の演奏団体による録音も聴いてみたいところです。HMVのサイトで探すと、TRIO1790という古楽器系らしい団体によるハイドンのピアノ・トリオ全集が存在することが分かったので、それも入手しようかと思案しているところです。

なお、本ボザール・トリオの演奏は、メンバーがメナハム・プレスラー(p)、イシドーア・コーエン(vn)、バーナード・グリーンハウス(vc)という同トリオの全盛期と思われる時代の録音です。全集録音の一環として録音された本曲ですが、だからと言ってさらさらと弾いて済ませるのではなく、あまり知られていないハイドンのピアノ・トリオの真価を明らかにしようという意気込みのようなものの感じられる充実した演奏です。特にリーダー格のピアノのプレスラーの生き生きとした流麗なリードが光ります。

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