クラシック音楽のある毎日

アクセスカウンタ

zoom RSS ショルティのマーラー「交響曲第6番『悲劇的』」

<<   作成日時 : 2017/07/08 16:11   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

今日の東京は、夏らしく気温が上昇し暑い1日でした。九州北部での豪雨と痛ましい水害事故が報じられていますが、東京では別の国のように晴れ渡っています。

今日聴いたのは、マーラーの交響曲第6番「悲劇的」です。演奏は、ゲオルグ・ショルティ指揮シカゴ交響楽団です。1970年4月の録音です。

管理人は、ほんの5年くらい前まで、マーラーがたいへん苦手でした。苦手な作曲家は誰かというと、マーラーとリヒャルト・シュトラウスと、それにムソルグスキーかストラヴィンスキーかというくらい年くらい苦手でした。本ブログを開設したのは2006年でしたが、開設当初はマーラーの記事は全く書いていません。
しかし5年くらい前から、徐々にマーラーに親しむことができるようになりました。またその頃気が付いたことがあります。マーラーの交響曲は、一般的には「角笛3部作」と言われる声楽付きの第2、3、4番が親しみやすいと言われることが多いのですが、少なくとも管理人にとっては声楽の付いていない第5、6、7番、それに第9番の方が親しみやすい、ということです。
カラヤンやバーンスタインの有名な演奏のある第9番はもちろん大傑作だと思いますが、管理人は、この第6番、それに第7番も、第9番と同じくらい傑作だと思うのです。

さて第6番は、急・急・緩・急の4楽章構成をとっています。通常の交響曲は、急・緩・急・急が多いのですが、本曲は第2楽章にスケルツォをおき、第3楽章が緩徐楽章となっています。
第1楽章は悲劇に向かって突き進むような重苦しい行進曲風に始まります。第2楽章も、スケルツォは通常軽快なものですが、本曲では重苦しいスケルツォです。第3楽章では、一転して叙情的で、牧歌的と言ってもいいくらいの曲想になります。もちろん叙情的・牧歌的と言ってもモーツァルト・ベートーヴェンのような古典派的に叙情的・牧歌的なのではなく、20世紀的で色彩豊かなマーラー的な叙情性なのですが…。ただし本楽章も終わりに近づくにつれて悲劇的な曲想になっていきます。
第4楽章は、素晴らしい出来栄えなのではないでしょうか。本曲は、第3楽章が緩徐楽章になっているため、それとのバランス上第4楽章は長大で充実したものであることが要求されます。本曲の第4楽章は、このショルティ盤で27分27秒もかかるという長大さです。内容も非常に充実しています。高速でドライブしているかのように、快調でダイナミックでカッコ良く、色彩も豊かです。聞き惚れていると、最後に突然弱々しくなり、有名な打楽器の音で破局を迎えたかのように曲を閉じます。

ショルティ/シカゴ響の演奏は、ショルティらしく引き締まったダイナミックなものです。本曲はオーケストラにとって演奏の難しい個所が多いと思いますが、シカゴ響はさすがに全米一のオーケストラで、一糸乱れない力感あふれる演奏を繰り広げます。
マーラーを得意にしていたバーンスタインの感情濃厚的な演奏とはちょうど対極的な演奏と言えます。
このショルティ盤については、明るすぎるとかドライだとかいうように感じるリスナーの方もおられると思います。しかし管理人は、バーンスタインのようなスタイルは胃もたれしてしまいます。ショルティのようなダイナミックな演奏の方が好きでいます。こればかりは個人の趣味というほかはありません。

なおショルティはマーラーを得意にしており、曲によっては複数回録音していますが、第6番に関してはこの1970年の録音が唯一の録音のようです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ショルティのマーラー「交響曲第6番『悲劇的』」 クラシック音楽のある毎日/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる