毛里和子「日中関係」(岩波新書)

今年6月に出版された毛里和子「日中関係」(岩波新書)という本を読み終えた。
終戦直後から72年の国交回復を経て現在に至るまでの日中関係について、政治面を中心に手際よくまとめてある本だった。近年の中国国内での言論についても紹介がされている。72年の国交回復は、中国においては一部の政治指導者によってなされたもので中国国民の意思を反映したものでなかった、近年は中国政府も反日の言論を無視することはできなくなっている、等の指摘はなるほどと思った。筆者は日中間の関係改善のため、両国の政府レベルでの共同事業(たとえば環境保護プロジェクト)の実施、東アジア共同体の構築などを提唱する。それはぼくにも異論はないが、いちばん根本的に目指されなければならないのは、若い世代を中心にした草の根レベルでの交流による信頼関係の形成だろう。

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