ボロディン弦楽四重奏団の思い出

昨日ブログに書いたように、ぼくは、どうもショスタコーヴィチの交響曲は好きでない。しかし同じショスタコーヴィチでも弦楽四重奏曲はけっこう好きだ。CDも全曲盤をボロディン弦楽四重奏団とブロドスキー弦楽四重奏団の2種類持っている。
ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲というと第8番が演奏される機会が多いようだが、作曲者の晩年に書かれた第11~15番の5曲、特にアダージョのみの全1楽章の第13番と、全5楽章のすべてがアダージョで作曲された第15番は、かなりの名曲ではないだろうか。

ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲というと、ぼくには忘れられない思い出がある。昨年の6月21日、ぼくは、東京都三鷹市の武蔵野市民文会館で結成60周年を迎えたボロディン弦楽四重奏団の演奏会を聴いた。彼らは、ベートーヴェンの第4番とシューベルトの第12番を演奏した後、休憩をはさんで、ショスタコーヴィチの第15番を演奏した。演奏は、会場を暗くして、ロウソクをともした中で行われた。それは、真に曲に共感し心をこめて、ショスタコーヴィチが曲によって伝えようとした内面を聴衆に伝えるものだった。ぼくは心底から感動した。もちろん、ぼくだけではない。会場が明るくなった後の人々の心を打たれた表情は印象に残るものだった。ぼくにとって一生の思い出になる演奏会だった。
ボロディン弦楽四重奏団、特に結成以来のメンバーで演奏歴60年になるはずのチェロのワレンチン・ベルリンスキーには尊敬の念を払わずにはいられない。

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