フォーレのチェロ・ソナタ第1・2番

11月1日「勝手にフォーレの日」」について
フォーレは晩年に2曲のチェロ・ソナタを作曲している。この2曲はあまり演奏機会に恵まれていないのではないだろうか。

まずこの2曲はすごくよく似ている。演奏時間はともに15~20分くらいで、伝統的な急―緩―急の3楽章形式を取っている。しかもアレグロ―アンダンテ―アレグロという指示まで同じだ。

両曲とも第1楽章と第3楽章は意外に(?)活気に富んでいる。しかし両曲とも聴きものは第2楽章である。ピアノの伴奏に乗ってチェロが朗々と演奏される。チェロの語りを聴いているようだ。それも物語ではなく、詩の朗唱を聴いているような気持ちになる。ボードレールやヴェルレーヌといったフランスの詩の朗唱のイメージだ。この第2楽章を聴いていると、第1楽章と第3楽章は第2楽章を引き立てるために書かれたのではないか、という気がしてくる。このような音楽を書いたのは、ぼくの知っている限りフォーレだけである。
ところで秋の夜長にフォーレの室内楽、それもチェロ・ソナタを聴く…最高の贅沢ではないだろうか。

ぼくの持っている演奏は、ポール・トルトゥリエのチェロ、ジャン・ユボーのピアノで、1969-70年の録音です。エラートのフォーレ室内楽全集に収められたものです。

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この記事へのコメント

2006年10月31日 23:23
はじめまして。
私もチェロソナタ持っていました。(汗)あんまり聞いていないので忘れてました。エレジー目当てに買ったので。
ERATOのです。演奏はロラン・ピドゥー(チェロ)、ジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ)です。また聞いてみますね!
2006年11月01日 19:06
こちらこそ、はじめまして。
コメントありがとうございます。
「エレジー」はぼくも持っています。いかにもエレジー(悲歌)という感じの良い曲だと思います。
チェロソナタも、もし暇があったらぜひ聴いてみてください。

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