ニコレのモーツァルト「フルート協奏曲第1・2番」

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今日はモーツァルトのフルート協奏曲第1番ト長調K313、同第2番ニ長調K314を聴いてみた。演奏はフルートがオーレル・ニコレ、オーケストラがデイヴィッド・ジンマン指揮コンセルトヘボウ管で、1978年6月の録音である。

これら2曲は作品番号が続きであることから同時期に作曲されたかのように見えるが、第2番は旧作であるオーボエ協奏曲を編曲したもののようで、元々の作曲時期は異なるようだ。それはともかく、両曲とも急―緩―急の3楽章編成を取っており、どちらも優雅で流麗、フルートという管楽器の上品で柔らかな音の魅力を十二分に味わえる名曲だと思う。第1楽章に陰りの感じられる第1番の方が少し人気が高いのかもしれないが、ぼくの個人的には第3楽章のトリルに魅力のある第2番の方がどちらかというと好きだ。両方とも気が向けばいつでも耳にしたい曲である。

ニコレの演奏は端正で真面目なもの。ランパルのような輝かしい音よりも、ニコレのような柔和な音の方がモーツァルトのこれらの曲には合っているように思う。ただあまりにも真面目に演奏しすぎているような気もするが…。これらの曲にはバルトルド・クイケンら古楽器による録音も現れているが、このニコレの録音も、それはそれとしていつまでも持っていたいものである。

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この記事へのコメント

ダンベルドア
2007年02月11日 00:40
こんばんは。
これ読んで思い出したのは、私がLPで持っていたのはフルートはニコレ、オケはリヒター指揮,ミュンヘンバッハ管弦楽団。もうずいぶん聞いていないけど。
これもソロ、オケ共にまじめに演奏している印象でした。
2007年02月11日 19:59
ダンベルドアさん、コメントありがとうございます。
ニコレがこのフルート協奏曲をリヒターとも録音して
いたことは聞いたことがあります。たぶんリヒターと
の旧録音の方が良い演奏なのだろうと思います。
ただニコレも真面目・真摯な演奏スタイルは、
例えばバッハ等では大きな成果を挙げていたわけで、
モーツァルトの協奏曲も要は聴き手の趣味の問題
なのだろうと思います。

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