スウィトナー&ドレスデンのモーツァルト「交響曲第39番」

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2月16日「勝手に歌劇場のオケの日」」について
今日はgarjyuさんとmiwaplanさんの共同企画、『勝手に“歌劇場のオーケストラ”の日』です。歌劇場のオーケストラというと誰もが真っ先にウィーン・フィルを連想するだろうと思います。しかしぼくはウィーン・フィルは普段よく聞いているので、この機会に最近あまり聞いていない歌劇場のオーケストラを聞いてみようと思いました。選んだのは、オトマール・スウィトナー指揮シュターツカペレ・ドレスデンの演奏するモーツァルトの交響曲第39番K543(1974年録音)です。この交響曲第39番はモーツァルトのすべての交響曲の中でぼくが最も好きな曲です。あくまで明朗ながら時に暗い部分も垣間見られる充実した名曲だと思います。

スウィトナーというと、サヴァリッシュ、ブロムシュテットと並び1980年代にたびたび来日してNHK交響楽団を指揮していたので、日本では親しまれている指揮者だと思います。上の指揮者は3人とも、自らの主観をあまり表面に出さず曲の良さを引き出そうとする姿勢に好感を持つことができたものですが、中でもスウィトナーは明快で流麗な演奏でぼくは特に好きでした。

このドレスデンを指揮したモーツァルトでは、第1楽章は開始部が意外にゆっくりしたテンポで意外な感じがしますが、主要部ではスウィトナーらしい流麗な演奏に変わります。第2楽章はアンダンテですが、感情移入を避けた格調の高さが感じられます。第3楽章は堂々としテンポを刻んで開始され、中間部のトリオでのクラリネットの柔らかな響きに魅せられます。第4楽章は軽快な楽章で、スウィトナーはさらりと駆け抜けます。

全体として、スウィトナーらしく、シュターツカペレ・ドレスデン伝統の弦楽部の柔和な音色と木管器の柔らかい音をよく生かした格調高い名演だと思います。古楽器やその影響を受けた演奏が多く出てきた現代においては古いスタイルなのでしょうが、今回聴いてみて、いかにも古き良き演奏という印象を受けました。
このスウィトナーという指揮者、いつまでも忘れたくないものです。

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この記事へのコメント

2007年02月15日 23:49
こんにちは。御参加、ありがとうございます。

ご紹介のCD、持ってます。千円の盤ですけど、40番&41番の盤も一緒に買いました。

オケの音もいいし、スウィトナーの指揮も立派ですよね。
ジャケットもフェルメールだしで、お気に入りの一枚です(^_^)v
2007年02月16日 17:52
こんにちは。
我々の世代は、モーツアルトといえば、ベームかスウィトナーだったのですがね。私は意外にモーツアルト以外のものを振っているスウィトナーが好きだったりするのですが。
2007年02月16日 19:24
 久し振りにブログを拝見させて頂きました。モーツァルト 39番 大好きです。第3楽章の メヌエット/ アレグレット、若い頃何十回いや何百回聴いたことでしょうか。レコードはワルター、CDはバーンスタインです。スウィトナーさんもいいですね。例のオデコの広いのが印象的です。 今、夢中になっているものがありまして、ブログとはちょっと距離をおこうと思っておりますが、皆様の素晴らしい記事はこれからも拝見したく思っいます。
2007年02月16日 22:33
miwaplanさん、コメントありがとうございます。
DSレーベルがフェルメールの絵のジャケットで出たのは
確か21世紀に入ってからですよね。
私はスウィトナーのモーツァルトは1990年代の半ばに
買ってしまい、指揮者の顔だけの色気も何もないジャケッ
トでした(ただし値段は1,000円でした)。
美しい絵とか風景の写真を入れるなど、各メーカーはジャ
ケットにも工夫して欲しいと思います。
2007年02月16日 22:53
garjyuさん
私は、モーツァルトはワルターかベームが定番のように
思っていました。仰るようにスウィトナーは、モーツァ
ルト以外、ベートーヴェンもそうですが、ドヴォルザー
クなどが意外に良かったりしますね。彼が冷戦終結と同
時に演奏活動にピリオドを打ったしまったのは、大変残
念でした。

my favorite storiesさん
実は私もバーンスタインの39番が大好きです。この
曲の私的ベストはバーンスタイン&ウィーンフィルの
DG盤なのです。ただ今回は普段あまり聴かないもの
を聴こうと思い、スウィトナーを聴いてみました。ま
た気軽にブログに遊びにいらしてください。
2007年02月16日 23:27
こんばんは
スイトナーのモーツァルト、後期の全集で持っていますけど、いいですね。

私は中でも41番が熱演でいいと思いました。
あとはLP時代の29番も良かったですね。
2007年02月17日 00:17
こんにちは。
そう、フェルメールのジャケは、今世紀でしたね。

次回は3月1日に「ハイドン」です。
ご縁がありましたら、また、どうぞ(*^。^*)
2007年02月18日 00:43
ダンベルドアさん
実は私はスイトナーのモーツァルトを聞くのは今回が
本当に久しぶりで、ジュピターは5年以上聞いていな
いように思います。御指摘有難うございました。近々
聞いてみます。

miwaplanさん
パパ・ハイドンは私の好きな作曲家です。
弦楽四重奏曲のどれかで参加する予定でおります。

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