ラグビーW杯、準々決勝の結果Ⅱ

2007年10月6日、フランス20ー18ニュージーランド。これは大きな番狂わせだった。優勝候補の大本命と目され、死角なしとまで言われていたニュージーランド(以下「NZ」と省略します)が、まさか準々決勝で姿を消すとは…。

フランス側から見ると、先発SOの堅実型のボクシスを起用し、逆転可能な点差内で後半途中まで試合を進め、そこでSOを閃き型のミシャラクに交代した。その作戦がずばり的中した勝利だったということになる。

だがNZのラグビー関係者、国民にとっては受け容れられない敗戦ではないだろうか。この試合、NZにとってはいくつかの不運があった。CTBマカリスターがシンビン(10分間の出場停止処分)となりその間に相手にトライを奪われたり、SOダン・カーターが負傷退場し代わってSOに入ったエバンスまで負傷してしまったり、ミシャラクへのパスがスローフォワードなのにレフェリーが見逃すなど…。
だがNZは選手層が参加国中最も厚く、決してカーター頼みのチームだったわけではない。名将と言われるヘンリー監督の下、レギュラー選手の負傷などのあらゆる不測の事態を想定して準備を重ねてきたはずだ。そしてこの試合はどこが悪かったとか、どの選手が不調だったといったはっきりした敗因は、少なくともぼくの目には分からなかった。

NZはこれで99年大会、03年大会に続き、3大会続けて優勝候補の筆頭と言われながら優勝を逃したことになる。NZはW杯とW杯の間の3年間にはやたら強い。そしてW杯でだけ負けているような印象がある。NZ国民の欲求不満は大きいだろう。
NZ国民の間では、選手に大一番での精神的な弱さを指摘する声があるようだ。そうした面もあるのかもしれない。ぼくの受ける印象だが、(「昔は良かった」式の話になって恐縮だけれど)10年と少し前(?)までいたS・フィッツパトリック、Z・ブルック、さらにW・シェルフォード、G・ウェットンといったNZ伝統の力強く、頼りになるリアルFWが代表チームにいなくなっているのが大きいように思う。

ところでW杯だが、13、14日にフランス対イングランド、南アフリカ対アルゼンチンの組合せで行われる。この中ではフランスがやや有利と見るのが普通の予想だろうが、今大会は予想が中々当たらない。あと3試合。いよいよ大詰めだ。

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