W杯最終予選の日本代表

少し古い話になるけれど、サッカーの2010年W杯のアジア最終予選の組合せが6月27日、次のように決まった。

A組 オーストラリア、日本、バーレーン、ウズベキスタン、カタール
B組 韓国、イラン、サウジアラビア、北朝鮮、UAE

各組1位と2位は、W杯の出場権がそのまま得られる。各組3位同士でアジア5位決定戦を行い、その勝者はオセアニア第1位とW杯出場を賭けたプレーオフを行うことになる。

上記の組合せを見て、日本の多くのサッカー関係者やファンは悪くない組合せだと思ったのではないだろうか。現実に、岡田武史監督は「チーム力からみて決して悪いグループではない。」、川渕三郎会長も「率直に言って、B組よりはA組の方でよかった。…」と述べている(6月28日付朝日新聞朝刊による)。
おそらく、B組はすべてW杯出場経験のある国なのに対し、A組でW杯の経験があるのはオーストラリアと日本だけとか、B組には日本と互角かそれ以上と思われる国が韓国、イラン、サウジアラビアと3カ国もあるのに対し、A組はオーストラリアだけ、といった考えがあるのだろう。


だが、ぼくは悲観主義者なのか天邪鬼なのか、日本代表は相当に苦戦を強いられるのではないかと思う。

第1に、日本の対戦相手がオーストラリア、中近東のバーレーン、カタール、中央アジアのウズベキスタンとバラバラだという点だ。これら各国は、それぞれプレースタイル、個々の選手の体格・能力、アウェーでの環境と全くバラバラだ。日本としてはどのような戦術で予選に臨めばよいのか、相当困難な問題を抱えることになるのではないだろうか。
この点、日本の長年のライバル・韓国は、中近東の3カ国と手の内を知り尽くした北朝鮮が相手だから、中近東対策という戦術を確立し、的を絞った戦いができることになる。日本は、的を絞った戦いが期待できない。

第2に日程だ。日本は今年の9月6日のアウェーのバーレーン戦が初戦で、以下、10月15日にホームでウズベキスタン、11月19日アウェーでカタールと戦うという日程が組まれている。要するにアウェー先行の日程だ。これまでの日本のアウェーでの弱さからすると、この日程が大きなプレッシャーになる恐れがある。黒星先行の進行になる恐れがあるのだ。

第3に、ウズベキスタンの存在だ。日本のメディアではまだ報道されていないようだが、ぼくの記憶では、ウズベキスタンは06年のドイツW杯でアジア5位を賭けてバーレーンと戦い、ホームで勝利を収めた。ところが相手選手に反則があったとしてFIFAに提訴したところ、FIFAはなぜか試合のやり直しを命じるという不可解な裁定を行った。ウズベキスタンは勝ったはずの試合のやり直しを命じられたのだ。ウズベキスタンの抗議も空しく、再試合が行われることになり、同国は敗れ、アジア5位を逃すとともに、W杯出場も逃した。
それだけにウズベキスタンの今回に賭ける思いは、強いものがあるに違いない。モチベーションの強さではアジア随一かもしれない。いずれにせよウズベキスタンは容易でない相手だと思う。

このように考えると、日本のW杯までの道のりはきわめて厳しいと思わざるを得ない。ぼくたちファンにとっては、1戦1戦、胃の痛くなる戦いが続くことになる。

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