ラグビー、ライオンズの南ア遠征・テスト第1戦

昨日夜、南アフリカのダーバンで行われた、ラグビーのブリテッシュ&アイリッシュ・ライオンズ(B&Iライオンズ、以下「ライオンズ」と省略します)の南アフリカ代表とのテストマッチ第1戦をテレビ観戦した。

ライオンズとは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドの英4ヶ国の選手を集めて結成される臨時チームである。ライオンズは4年に1回結成され、南半球のラグビー強国、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカのいずれかに遠征する。前回2005年はニュージーランドに遠征したが、今年は2007年のW杯で優勝した南アフリカへの遠征である。
このライオンズの南半球遠征は、ラグビー界ではW杯に次ぐビッグ・イベントではないだろうか。南ア・ファンのぼくにとっては見逃せない1戦である。

ライオンズはこの6月上旬から南アフリカに遠征し、当地に地域代表などとの試合にいずれも勝利し、無敗のまま昨日20日、南アフリカ代表(以下、「南ア」と省略します)とのテストマッチ第1戦に臨んだ。なおテストマッチは6月27日に第2戦、7月4日に第3戦が行われる。

さて昨日のテストマッチだが、前半4分、南アは、ライオンズ・ゴール前のスクラムから左へ展開し、右プロップのスミット(主将)がトライ。スタンド・オフ(SO)ピナールのゴールを加え、7対0と先制した。その後南アはFW戦、特にスクラムで優位に立ち、10分ピナール、20分フランソワ・ステインと続けてPGを決め、13対0とした。
ライオンズは22分、アイルランドの英雄、CTBオドリスコルの鋭いランからFLクロフト(イングランド)がトライ(SOスティーブン・ジョーンズ(ウェールズ)、ゴール)し、7対13とした。しかし南アは、32分、35分と立て続けにピナールがPGに成功し、19対7で前半を折り返した。

後半、南アはモールを押し込み若手FLブルソーがトライ(ピナール、ゴール)。これで26対7となり、勝利は間違いないかに見えた。
だが南アは、これはTV解説者が指摘していたが、後半20分頃、勝利を確信してか、選手を立て続けに7人も交代させてしまった。特に両プロップや、この日活躍の目立ったロックのボタ、世界一のスクラム・ハーフ(SH)と言われるデュプレアを交代させてしまった。このベンチ采配が仇となってそれまでの勢いを失い、後半の後半、ライオンズの猛攻を浴び、27分クロフト、34分SHフィリップス(ウェールズ)と立て続けにトライ(ゴール)を奪われ、26対21の1トライ差に迫られた。
そしてそのまま辛うじて逃げ切った。

ライオンズはFW戦が終始劣勢で、最後は相手が主力を休ませたおかげで5点差に迫ったものの、地力は南アの方が上に感じられた1戦だった。
南アは、2年前にW杯で優勝した時のような激しく前に出るディフェンスは見られなかったが(その間に監督が優勝時のホワイト氏から、ピーター・デビリアス氏に交代しており、FW戦にこだわらずBKに展開しようという作戦なのかもしれない)、スクラムで優位に立ち、ロックのボタ、マットフィールドを中心にしたラインアウトも優勢で、後半の選手の大量交代までは安心して見ていられる試合運びだった。
スクラムの優位は、ぼくは専門家ではないので断言できないが、両プロップの強さより、フッカーのビスマルク・デュプレッシーのパッキングの強さと両ロックの押しが大きいのではないだろうか。元々SHで、SOにコンバートされたピナールも、無難というより、冷静で巧みなゲームメイクを見せた。

ライオンズは次の第2戦、今日の課題だったスクラム、ラインアウトを修正してくるだろう。来週のテスト第2戦も楽しみに見ようと思っている。

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