トライネーションズ、NZ対南ア第3戦

今日ニュージーランドのハミルトンで行われたラグビーのトライ・ネーションズ2009第8戦、ニュージーランド(NZ)対南アフリカ(南ア)戦のテレビ生中継を観戦した。

今年のトライ・ネーションズはこれまで、南アが4勝1敗、NZが2勝2敗、オーストラリア(豪州)が1勝4敗という成績。内訳は、南ア対NZが南アの2勝0敗、NZ対豪州がNZの2勝0敗、豪州対南アが南アの2勝1敗である。
前週ブレスベーンで行われた豪州対南ア戦で南アが勝てば、今日のNZ戦を待たずに南アの優勝が決まるところだったが、豪州が奮起し26対6で快勝。優勝の行方は今日のNZ対南ア戦に持ち越されることになった。
NZも今日南アに勝てば、最終の豪州戦に優勝への望みをつなぐことができる重要な1戦である。

前半の立ち上がり、両チームは2PGずつを決めあい、6対6という展開。南アの2本のPGはともに、今日FBに入ったフランソワ・ステインの自陣からのロングPGである。
南アは17分、SOモルネ・ステインが得意のDGを決め、9対6とリードを奪った。そして20分、NZボールのラインアウトが乱れたのを、南アSHデュプレアが拾ってハイパントを上げ、NZは取りきれなかったボールをLOボタがつないでヂデュプレアがトライ。モルネ・ステインのゴールも決まって16対9と南アがリードした。
その後、南アはフランソワ・ステインとモルネ・ステインが1本ずつ、NZはSOカーターのPG1本で22対12で前半を終了した。

NZはラインアウトを完全に南アに支配され、得意の展開ラグビーを見せてもラックを支配しきれず、しばしばターンオーバーを許すという苦しい展開で、前半を終えた。

後半に入りこう着状態が続いたが、13分、センターライン付近で南アCTBデヴィリアスが相手BKの不用意なパスをインターセプトしてトライ。モルネ・ステインのゴールで29対12と南アが点差を広げた。

しかしNZはこれで開き直ったのか、本来のスピードと技にあふれる展開ラグビーを見せ始めた。
16分、交代出場のCTBトエアヴァから切り札のWTBシヴィヴァトゥとライン際にボールをつなぎ、シヴィヴァトゥのトライで17対29。カーターの難しい角度からのゴールも決まって19対29と追い上げた。
ここからノーサイドまでの約25分間の、両チームが闘志をむき出しにした攻防は見ごたえがあった。

25分カーターのPGでNZが22対29とさらに差を詰めると、31分南アはモルネ・ステインのPGで32対22と差を広げる。
NZは猛攻を続けるが南アの堅い守りをなかなか崩せなかった。ノーサイド寸前の39分NZは相手陣内でカーターのキック・パスを主将のFLマコウが取り、トライ。カーターのゴールで29対32と迫った。
さらにラスト・ワンプレーに逆転をかけて攻め続けたが、結局得点はならず、29対32でノーサイド。
南アが32対29で逃げ切った。

これで今年のトライネーションズは南アが5勝1敗での優勝は決まった。
南アの優勝は2004年以来、5年ぶり3回目である。
2004年に優勝した時は3ヵ国が2勝2敗の同成績でならび、勝ち点の差で南アが優勝するという際どい優勝だったが、今年は堂々たる優勝だといえるだろう。

優勝の要因としては、安定したラインアウト、SHデュプレアのフォワードを前に出す試合運び、主将を務めるPRスミットの卓越したリーダーシップなど、いろいろ考えられる。
SOモルネ・ステイン、FLブルソーと今年代表入りした若手が、試合ごとに安定したプレーを見せるようになったのも大きいと思う。PRムタワリラ、HOデュプレッシーら若手の成長を見せている。
脱線だが、デュプレッシーはぼくの好きな選手だ。堅いスクラムと豊富な運動量、力強いランに加え、ラインアウトのスローイングが非常に正確だ。

15年以上南ア代表スクリングボクスを応援しているぼくにとっては、2007年にワールドカップで優勝を果した時以来の喜びだ。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック