インバルのマーラー「交響曲第4番」

画像今日の東京は晴れたり曇ったりの1日でした。ぼくは妻と近所のスーパーに食材の買い物に出かけた以外、どこにもでかけず1日を過ごしました。

今日はマーラーの交響曲第4番を聴きました。演奏はユリアフ・インバル指揮フランクフルト放送交響楽団、また第4楽章のソプラノ独唱はヘレン・ドナートです。録音は1985年10月10、11日です。

マーラーはぼくにとってずっと苦手な作曲家でした。
ブルックナー、マーラーと一括りにされますが、この両者の交響曲は長大だという以外共通点はないように思います。ぼくはずっと、自分はブルックナー派であり、マーラーは苦手だ、と開き直っていたのです。そしてマーラーのCDは、ごく最近まで、有名なワルター/コロンビア響の第1番やバーンスタイン/ベルリン・フィルの第9番さえ持っていないほどで(バーンスタイン/コンセルトヘボウ管弦楽団の第9番は持っていますが)、ほとんど何ももっていなかったのです。

ぼくがマーラーを聴き始めたのは、今年に入ってからです。本ブログにもエントリーしたインバル/フランクフルト放送交響楽団の第7番「夜の歌」が思いがけず気に入りました。
そこで今春(4月上旬だったと思います)、同コンビのマーラーの交響曲全集を思い切って購入したのです。国内盤なので日本語解説を読みながら聴くことができるにもかかわらず、15枚組9450円と比較的安いことが大きな動機でした。
そして少しずつ聴いているうちにだんだんと親しみを覚えるようになってきたのです。

さて今日聴いた第4番ですが、一般にはマーラーの中では聴きやすい曲だと言われているようです。しかしぼくは80年代だったと思いますが1回聴いて理解できず、今まで来てしまいました。インバルの全集を買うまで、第4番のCDは1枚も持っていなかったのです。

第4番の楽譜指定は次のようになっています。
 第1楽章 ゆっくりと急がずに
 第2楽章 ゆったりとした動きで、あわてずに
 第3楽章 平安にみちて
 第4楽章 きわめてなごやかに

全楽章が緩徐楽章のようなものなのでしょう。

聴いてみると、全曲を通じて極めて穏やか、平和的で、天国にでもいるかのような音楽です。また東洋的な温雅な雰囲気が漂っているように思います。
第4楽章のソプラノ声唱は、ライナーノートの歌詞を読んでみると天国の生活を賛美するものらしく、たいへん温和で、聴いていて心の癒されるものです。
ぼくはこの曲を聴いてみて、たいへん気に入りました。
ぼくは30年以上クラシックを聴いてきましたが、自分の知らない名曲というものはまだまだあるものだと実感した次第です。

インバル/フランクフルト放送響の演奏は、精緻なアンサンブルに基づいて曲を客観的に理解しようとしたもので、ぼくのようなマーラー初心者にとってはたいへんありがたいものです。

ただし、ぼくは他の演奏を聴いたことがないのではっきりしたことは言えませんが、もう少し繊細な表情付けなどがあった方がよいのでは、と感じます。またオーケストラがアンサンブルが完璧だということ以上に個性が感じられないように思います。
もっと他の演奏も聴いてみたいものです。





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