アレクサンドル・タローの演奏会(3月16日)

一昨日3月16日(金)、東京・銀座のヤマハホールで行われたアレクサンドル・タロー(ピアノ)の演奏会に行ってきました。
曲目はJ.S.バッハの「ゴルトベルク変奏曲」でした。

アレクサンドル・タローは1968年、フランス生まれのピアニストです。
管理人がこの演奏会に行こうと思った理由は、ひとえに「ゴルトベルク変奏曲」を聴きたかったからです。管理人はバッハの全ての作品の中で「ゴルトベルク」を、「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」と並び最も愛していますが、これまで一度も実演では聴いたことがありませんでした。
アレクサンドル・タローは管理人が録音・実演を合わせて一度も聴いたことのないピアニストですが、現在活躍中のピアニストと聞いており、今回の来日公演で「ゴルトベルク」を取り上げると聞き、行ってみたのです。

タローの演奏は、冒頭のアリアは、あのグレン・グールドの新盤を思い起こすくらいゆっくりと始まりました。しかしそれはアリアだけで、以降の変奏曲ではむしろ早めのテンポでした。後半にテンポを落とす場面はありましたが、最後まで早めのテンポでした。
タローは、ペダルをたっぷりと踏み、音をピアニスティックに響かせます。演奏スタイルは、グールドの旧盤を思い起こすくらいダイナミックで生き生きとしていました。
現在はピアノによるバッハ演奏でも、古楽器演奏の影響を受けたスタイルが多いと聞きます。しかしタローの演奏は、それとは逆の、現代ピアノによるバッハ演奏の可能性を追求するような演奏でした。
ただ時々、バッハの曲を聴くというより、「ピアノ演奏を聴いている」という気持ちになったのが残念でしたが…。
また、これも残念なことでしたが、管理人は当日仕事疲れを感じ、今一つ演奏を聴くことに集中できませんでした。

なお、アンコールはD・スカルラッティのソナタK141でした。バッハよりもアンコールの方が、タローのスタイルがよく生きていると感じました。

タローの演奏がどうであったか、管理人には評価を下すことができないというのが正直な気持ちです。今週の3月13日に聴いたズヴェーデン/ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏なら、はっきり良かったと言えるのですが…。管理人の集中力の問題が大きいのだろうと思います。
せっかく世界で活躍する演奏家を生で聴く良い機会なのですから、聴衆の側も良い体調で臨むことが重要だと当たり前のことを実感しました。

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