ロシアW杯決勝、フランス対クロアチア

7月15日(日)モスクワで行われたロシアW杯決勝、フランス対クロアチア戦をテレビ観戦した。フランスは初優勝を果たした1998年大会以来2回目、クロアチアは初の決勝進出である。
前評判は、クロアチアが決勝トーナメントに入ってからの3試合を連続して延長戦まで戦っていることから、体力面でフランス有利と見られていた。

試合の立ち上がりはクロアチアはボール支配で優位に立った。もっとも今大会のフランスは高い位置でプレスをかけてカウンターを狙う試合が多く、相手にボールを支配させるのは作戦のうちなのかもしれない。
18分、フランスは相手ゴール近くでFKを得た。FWグリーズマンの蹴ったボールが相手選手に当たり、ゴールに吸い込まれた(オウンゴール)。今大会を見てて感じることだが、グリーズマンのセットプレーでのキックは非常に正確だ。この先取点もオウンゴールというよりグリーズマンのキックがもたらした1点と考えるべきだ。

反攻を狙うクロアチアは27分、FKを得ると、MFモドリッチがファーサイドに蹴り、走り込んだDFブルサルコが折り返すと、ゴール前での混戦からDFベリシッチが豪快に蹴りこみ、1-1の同点に追い付いた。このクロアチアの得点は練習していたプレーなのではないだろうか。

これで流れがクロアチアに傾いたかに見えたが、36分、グリーズマンのCKがフランス選手のアピールを受けてVARに付せられた結果、ベリシッチの手に当たったとしてハンドの反則を取られ、フランスのPK。これをグリーズマンが決めて、フランスが再び2-1とリードを奪った。しかし、ボールがベリシッチに当たったのは事実だが、ビデオで見る限り意図的なハンドには見えず、PKを取られたのはクロアチアにとって不運な判定だった。
前半はこのまま2-1で終了した。

後半に入ると、クロアチアが再三相手ボールを奪い攻勢に立った。フランスは今大会で守備面での活躍が目立つMFカンテをエンゾンジに代える。
13分、試合の行方を決めるゴールが生まれた。
フランスはFWエムバペのクロスをグリーズマンが拾い、MFポグバがシュート。これはクロアチア選手に当たり跳ね返ったが、ポグバが再度のシュートでゴールを決めた。
さらに20分、フランスはDFエルナンデスのドリブルからエムバペがゴールを決め、4-1と試合の行方を決定づけた。
クロアチアは23分、FWマンジュキッチがフランスGKロリスにプレッシャーをかけてミスを誘い、マンジュキッチのゴールで2-4とした。しかし、この後クロアチアは準決勝まで3試合連続延長戦を戦った疲労が出たのか、プレーの精度が下がり集中力も下がった感があり、このまま試合終了。フランスが20年ぶり2回目のW杯優勝を達成した。

フランスに優勝をもたらした最大の要因はグリーズマン、ジルー、エムバペのFWの3人だと思う。グリーズマンのセットからの正確なキック、ジルーのアシスト、エムバペのスピードと決定力、すべて超一流だった。さらにカンテ、ポグバの両ボランチの中盤でのプレスとボール奪取、ウムティティ、バランらDF陣の堅守も優勝の大きな原因だった。

また、敗れたとはいえ、大会前優勝候補に名前の上らなかった小国クロアチアは、よく健闘したと思う。フランスとの決勝戦も、後半途中までは内容的にクロアチアの方が上回っていたように思った。モドリッチだけでなく選手全員が高いスキルを有していた。
ドイツやブラジルのようなサッカー大国が早期に敗退する中、準優勝のクロアチアをはじめ、3位に入ったベルギー、さらに前評判の低かった開催国ロシアやスウェーデンがベスト8入りを果たしたことは多くの国の人々に勇気を与えただろうと思う。
サッカーはスター選手がいるだけではダメだ。チームワーク、コンディション作り、的確な戦術の策定といった、どこの国でも選手のとスタッフの努力次第で可能なことを積み重ねれば、サッカー大国を上回る成績を収めることができる。
今大会は、前回大会と比べ番狂わせが多く、面白い大会だったのではないだろうか。

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