ベームのブラームス「交響曲第3番」

今日の東京は曇り後雨の肌寒く感じられる1日でした。秋が深まってきたのを感じます。
今日聴いたのは、ブラームスの交響曲第3番へ長調作品90です。演奏はカール・ベーム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団です。1975年6月のDGへの録音です。

本曲は急・緩・急・急の典型的な4楽章構成を取ります。
第1楽章は壮麗で、第2楽章は一転して平和です。第3楽章は寄せては返す波のようなブラームスらしい憂愁の名旋律。第4楽章は情熱的でダイナミックです。
このように各楽章の性格がはっきりしていてメリハリの利いた曲です。完成度の高い曲です。

ブラームスは全部で4曲の交響曲を作曲しており、そのどれもが完成度の高い名曲です。管理人は4曲の中では、5年くらい前までは第2番が最も好きでいました。その頃は2番・4番・3番・1番の順に好きだったと思います。
しかし曲の好みというものは年を取ると共に変化するもので、現在では4番を最も好んでいます。次いで2番・3番・1番の順だろうと思います。
と言ってこの3番が好きでないわけではなく、あくまでもブラームスの他の交響曲と比較しての話です。
管理人はブルックナーが大好きなので、交響曲の分野で最も多く聴くのがブルックナー、次いでマーラー、その次がブラームスという順番によく聴きます。
その反面若い頃よく聴いたベートーヴェンの交響曲は、年を取るにつれて聴かないようになりました。

ベーム指揮ウィーン・フィルの演奏は、管理人がこの曲を初めて聴いた時(当時はLP時代でした)の演奏で、発売当時は絶対的な名演のように評価されたものです。
今日聴いてみると、晩年のベームらしくゆっくりしたテンポで、悠然としたじっくりした演奏です。テンポを揺らすようなことはしません。重厚感あふれる演奏です。ウィーン・フィルの一糸乱れぬアンサンブルと音の美しさには圧倒されます。
今日の古楽器演奏の影響を受けた演奏に聴き慣れたリスナーの耳には、このベームのような演奏は鈍重に感じられるのかもしれませんが、これが一世を風靡した演奏であることは事実であり、そのことは理解できます。さらに管理人はこの曲の演奏はベーム盤しか持っていなかった時期が長く、何やかや言っても最後はここに帰ってくる、そういう演奏なのです。

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