平成の名盤・ベスト3

今日4月26日、ゴールデンウィーク10連休前日の東京は、雨のち雲で、1ヶ月前に逆戻りしたかのような寒い1日でした。
さて、管理人はフェイスブック上の「クラシックを聴こう!」というグループのメンバーになっています。メンバー数約1万7千人という人気のグループです。今日そこで、平成の名盤を挙げようというスレッドが立ちました。

管理人は平成の30年の間に、いったい何千枚になるのか数え切れないほどのCDを購入し、多額の費用と膨大な時間をCDの鑑賞に費やしきました。その中でベストワンは何かと問われると、答えようがありません。
しかしベスト3ならいちおう答えることができるように思います。それは、

・トン・コープマン指揮アムステルダム・バロック管弦楽団及び合唱団のバッハ「カンタータ全集」
・タートライ弦楽四重奏団のハイドン「弦楽四重奏曲全集」
・マリア・ジョアン・ピリスのシューベルト「小品集」(即興曲D899及び935、アレグレットD915、3つの小品D946が含まれています)

の3種類です。

まずコープマンのバッハ「カンタータ全集」ですが、昭和の時代まではバッハの200曲以上の全てのカンタータを網羅した全集はなかったはずです。バッハのカンタータ全曲録音は、ワーグナーの「ニーベルングの指輪」全曲録音をはるかに上回る困難な仕事であることは容易に想像できます。
しかし平成時代のCD全盛期に入ってから、ニコラウス・アーノンクールとグスタフ・レオンハルトの指揮による全集が出たのを皮切りに、ヘルムート・リリング、エリオット・ガーディナー、コープマン、鈴木雅明と最低でも5種類のカンタータ全集が出たのです。管理人の知らずにいる全集が他にも存在するかもしれません。バッハが生涯をかけて作曲したカンタータの全ての曲を家の中で聴きたい時に聴くことができるという、夢のような時代が到来したのです。
上記の5種類の中で管理人の所有しているのは、Challenge Classicsレーベルのコープマン盤だけです。そのためコープマン盤が、アーノンクール&レオンハルト盤、鈴木盤等より上なのかどうかは分かりません。コープマン盤はアムステルダム・バロック管弦楽団という古楽器オーケストラの清澄な音色が素晴らしく、アムステルダム・バロック合唱団のビブラートを排した声唱も美しく、管理人はたいへん満足しています。

次にタートライSQのハイドンの弦楽四重奏曲全集ですが、これは録音開始は1980年代半ばでしたが(
レーベルはHungarotonです)、完成したのは1990年代だったので、平成期の名盤に含めてよいと思います。
管理人はハイドンの約80曲の弦楽四重奏曲が大好きで、全集も、タートライ以外にエンジェルス、コダーイ、ブッフベルガーの各弦楽四重奏団の録音のものを持っていますが、その中では素朴で温かいタートライSQが最も良いかな、と思っています。

最後にピリスのシューベルトの小品集ですが、「旅人」というタイトルを付してDGレーベルで録音されたものです。
本集に収録されている即興曲D899と935の計8曲それに「3つの小品」D946は、管理人の愛して止まない曲です。即興曲D935の4曲は昨年の日本でのピリスの引退公演でも演奏され、管理人にとってはその時の思い出と重なります。「旅人」と題された本小品集はピリスが1996、97年に録音したもので、管理人にとってベストの演奏です。

令和の時代にも、上記3種に匹敵するような録音が現れることを期待したいものです。

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この記事へのコメント

rudolf2006
2019年04月29日 06:20
アルトゥールさま お早うございます
お久しぶりです 
連休でしょうか…??

時代の変わり目なのかどうかは分からないのですが、良い方向に変わると良いのですが…

挙げられている演奏 いずれも未聴です
ピリスのシュベルトは確か1曲だけ聴いた記憶があるのですが… 
どうも いつも 昔の演奏を聴いているようです 
最近 それなりの理由があるのではないかな…と思いかけています

連休時期だと 都内の高速は空いていそうに思います
大坂市内は 他府県ナンバーがものすごく多くなりますよ、爆

●(^▽^)●
2019年05月06日 14:13
rudolf2006様
コメントをいただき、有り難うございます。
またレスが遅れ、申し訳ありません。実は5/1~5/5に宮古島に行っていたのですよ😅

上記3つは全く私の趣味です。特にコープマンのバッハとタートライSQのハイドンは値段がかかり、場所も取ります。
しかしピリスのDGに入れたシュベルトはおススメします。ピリスは個人的にはエラート時代の方が好きで、特にモーツァルトのソナタは初回録音の方がいいと思うのですが、DGに入れたシュベルトの小品は本当に心がこもっていて名演奏だと思います。

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