ラグビーW杯、アイルランド対日本(9月28日)

素晴らしい試合を見た。ものすごい試合を見た。
今日、静岡県袋井市のエコパスタジアムで行われたラグビーW杯日本大会プールA、アイルランド対日本戦をテレビ観戦した。
アイルランドは、前週のスコットランド戦から、SOセクストンに代わってカーティーがSOのポジションに入り、WTBアールズ、FBカーニーと長年同国を支えてきたベテランがチームに復帰した。セクストンがいない以外は同国のベストメンバーである。
対するジャパンは、前週のロシア戦から主将のFLリーチマイケルが外れ、NO8のマフィが先発した。他にもLOに38歳の大ベテラン、トンプソン ルークを起用し、FBに山中を起用した。ゲームキャプテンは、FLラブスカフニが務めた。

管理人は前週の日本対ロシア戦、アイルランド対スコットランド戦を見て、今日はジャパンにとって厳しい試合になると予想していた。

試合は、前半2分、ジャパンは自陣でターンオーバーし、敵陣に攻め込んだ。しかし5分、SO田村の狙ったPGは不成功に終わった。
10分過ぎまで互角の攻防が続いたが、13分、アイルランドはジャパン陣内でSOカーティーがキックパスを上げ、CTBリングローズが上手くキャッチして、そのままトライ(カーティー、ゴール失敗)。5ー0と先制した。アイルランドは、スコットランド戦ではFWの近場で勝負する戦術を取っていたが、ジャパン戦ではBK展開をも意図しているように思えた。
ジャパンは17分、田村のPGで3点を返した。
アイルランドは18分、スクラムを押してジャパンの反則を誘い、ラインアウトからBKに大きく展開して逆サイドを攻め、最後はFBカーニーがトライ。カーティーのゴールで12ー3とリードした。
ジャパンは30分、マフィが脇腹を痛めて退場し、リーチが交代で入った。
31分、相手ボールのラインアウトを奪って攻め、田村のPGで6ー12とした。
さらに35分にも田村のPGで9ー12と接近して前半を終えた。

後半に入ると激しい攻防が続き、フィジカルで負けないジャパンの健闘が目立った。
9分、FB山中が負傷し、W杯開幕前の南ア戦で負傷していた切り札WTB福岡と交代した。
14分、田村が同点PGを狙ったが、これは外れた。しかしこの辺り、両国とも必死の攻防で、優勝候補の一角と言われるアイルランドとしても、果たして逃げ切ることができるか分からないという試合内容だった。
16分、ジャパンは、先発SH流に代えて、W杯出場3回目のベテランの田中史朗を投入した。
18分、ジャパンは、敵陣内での相手ボール・スクラムを押し、相手が、自分の持ち出したボールをアクシデンタル・オフサイドする反則を誘った。これで得たマイボール・スクラムをBK展開し、最後は交代出場の福岡がついに逆転のトライ(田村ゴール)。16ー12とリードを奪った。
あと20分余りの勝負である。
アイルランドは、ここからFWの近場でタテ突進を繰り返し始めた。力づくで点を取ろうという、アイルランドとしても必死の、なりふり構わない攻撃である。さらにSOをカーティーからカーベリーに代えた。ジャパンが果たして守り切れるか、両チーム必死の攻防が続いた。
ジャパンは25分、この日活躍の目立ったFL姫野がターンオーバーに成功した。
さらに32分、自陣からボールを繋いで敵陣に入り、田村のPGで19ー12とリードを広げた。しかしラグビーでの7点差は、1トライ1ゴールで同点に追い付くことのできる点差である。アイルランドが必死の攻め、ジャパンが必死に守るという息詰まる攻防が続いた。
しかし37分、ジャパンは、相手パスを福岡がインターセプトして一気に相手ゴール直前まで走った。ここは相手WTBアールズの戻りによってトライを阻まれたが、その後敵陣ゴール前で何回かスクラムを組み直し、そのまま歓喜のノーサイドを迎えた。

ジャパンにとっては、4年前のW杯イングランド大会で南アフリカを破った「ブライトンの奇跡」と呼ばれる快挙に続く快挙である。
前回大会は南アフリカを破りながらも決勝トーナメントに進むことはできなかったが、今回は決勝トーナメント進出を果たす可能性が強いだろう。
管理人は、アイルランドがあれだけ必死になった試合をほとんど見たことがない。アイルランドがあそこまで必死になるのは、6N(
シックス・ネーションズ、イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、フランス、イタリアの北半球6ヶ国の間で毎年行われる対抗戦)での優勝を賭けた試合や、ニュージーランドとのテストマッチだけだ。
また世界屈指のSOであるセクストンを欠いていたが、代わって出場したカーティーは良いプレーを見せていた。セクストンの欠場が敗因だと言うことはできない。
ジャパンが強かった、勝つべくして勝ったということなのだろうと思う
ジェイミー・ジョセフ監督体制になってからのジャパンは、管理人の予想以上に強化されているようだ。
交代出場で入ったリーチと、ラブスカフニ、姫野のFW第3列の奮闘、仕事ぶりには、特に胸を打たれた。
今日の試合後半の両チーム必死の攻防は、管理人のこれからの人生で決して忘れられないものとなるだろう。

追記 試合後のインタビューでアイルランドの名将、ジョー・シュミット監督は、前半の後半から日本にゲームをコントロールされたと述べていた。まさにその通りだった。

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