ラグビーW杯、オーストラリア対ウェールズ(9月29日)

昨日9月29日、東京・調布市の味の素スタジアムで行われたラグビーW杯日本大会グループD、オーストラリア(以下、「豪州」とします)対ウェールズ戦をテレビ観戦した。
今大会のこれまで、豪州はフィジー、ウェールズはジョージアを下して両国ともに1勝0敗という成績で、グループD首位通過のため重要な一戦である。

先発メンバーは、豪州が、フィジー戦に先発したホワイト、リアリーファノのHB団から、ゲニア、フォーリーのHB団に代え、またFBをビールからハイレットペティに代えるなど何人かの選手交代を行った。

開始早々、ウェールズは、キックオフのボールを豪州がキャッチしたところへプレッシャーをかけてターンオーバーし、SOビガーがDGを決めた。開始僅か37秒の出来事で、3ー0とウェールズが先制した。
ウェールズは10分頃さらに、スクラムで豪州が反則を犯したのに乗じてビガーのキックで相手ゴール前に攻め込み、ラインアウトからフェーズを重ねて、最後ビガーのキックパスをキャッチしたCTBパークスがトライ。ビガーのゴールも決まり10ー0とした。
豪州は前半の前半ほとんど自陣でのゲームを強いられていたが、19分ようやく相手陣でのラインアウトを獲得し、展開して、ベテランのWTBアシュリー・クーパーのトライで5ー10とした。さらに28分、SOフォーリーのPGで8ー10とした。
しかし32分、ウェールズはビガーの負傷のため交代で入ったSOパッチェルのPGで13ー8とした。さらに36分、豪州CTBケレビが突進ののときパッチェルをハンドオフした際肘を使う反則を犯してしまい、パッチェルのPGで16ー8と差を広げた。
その直後にビッグ・プレーが出た。ウェールズSHガレス・デーヴィスが、自陣10メートル付近で相手パスをインターセプトし、そのまま約60メートルを走り切り、トライ。パッチェルのゴールも決まり、23ー8と引き離して前半を終了した。

後半に入ると、3分、ウェールズは大型WTBノースのランで敵陣に入り、パッチェルのPGで26ー8とした。
ここで豪州はSOをフォーリーからトゥームアに代えた。
6分、豪州はそのトゥームアのブレイクからボールをつなぎ、FBハイレット・ペティがトライを決めた。トゥームアのゴールも決まり15ー26と点差を縮めた。
さらに豪州は12分、SHゲニアに代わりフィジー戦の先発メンバーだったホワイトを起用した。
後半に入り豪州ペースとなり、豪州が敵陣で攻める場面が多くなる展開となった。昨日は気温が高く、ウェールズ選手は後半徐々にスタミナ切れを起こしたのかもしれない。
21分、豪州は相手ゴール前でターンオーバーし、フェーズを重ねて、最後FLフーパー(主将)がトライを決めた。トゥームアのゴールを決まり、豪州が22ー26とワン・トライで逆転できる点差にまで接近した。
さらに26分、ウェールズが自陣でのスクラムで反則を犯し、豪州がトゥームアのPGで25ー26と1点差にまで迫った。
しかしウェールズは伝統的に、僅差のリードを粘り強く守り切る守備の固さと精神力を持ったチームだ。管理人はこれまで、そのような試合をたびたび見てきた。
この日も、この後、豪州の攻撃をしのぎ切り、逆にパッチェルのPGで3点を加え、そのまま29ー25で逃げ切った。

ウェールズは今年の6N(シックス・ネーションズ、イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、フランス、イタリアの6ヶ国の間で毎年、年の始めに行われる対抗戦)で全勝優勝を果たした北半球の雄である。ラグビーは南半球優位とはいえ、今日の勝利は順当かもしれない。
昨日の試合でSHガレス・デーヴィスは3回もインターセプトに成功しており、今後の対戦相手の脅威になるだろう。
ただし日本の暑さには慣れていないようで、今日の試合を見る限り、スタミナ面に不安を感じさせた。決勝トーナメントに入ってからの同国の不安要素ではないだろうか。今後の試合では後半に入ってからの選手交代が重要になるだろう。また前半で負傷退場したビガーがどの程度の負傷なのかも心配される。交代出場したパッチェルは優秀なプレース・キッカーであることを示したが、大試合での経験が不足している。

豪州の方は、HB団を固定できない点に大きな問題を抱えている。フィジー戦先発のホワイト、リアリーファノなのか、ウェールズ戦先発のゲニア、フォーリーなのか、はたまたSOはトゥームアなのか、いずれがベストなのか決められないでいるように見える。HB団のようなチームの中核を固定できないままだと、ゲームメイクがの面で大きな不安が生じることになる。管理人はゲニア、トゥームアのHB団がいいように思うが(というのは今日の先発SOフォーリーの出来は悪かった)、決勝トーナメントをどのようなHB団で臨むのか、今後の試合でのパフォーマンスを見て決めることになろう。
ただし豪州は、昨日も後半猛反撃したことから分かるように、それなりの底力はある国なので、決勝トーナメントに向けてどのようにチームを仕上げていくかが注目される。

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