ラグビーW杯2019の予想・Ⅱ

前回昨日のエントリーで、今月開幕のラグビーW杯日本大会のグループリーグ各組の上位予想を、

グループA: ①アイルランド、②日本
グループB: ①南ア、②NZ
グループC: ①イングランド、②フランス
グループD: ①ウェールズ、②オーストラリア

と予想した。今日は各グループについて分析してみたい。

まずグループAは、アイルランドが最も実力を持っている。同国は、2016年と2018年、テストマッチでNZを破り、2018年の6N(シックス・ネーションズ、毎年年初に行われるイングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、フランス、イタリアの6ヶ国の対抗戦)で全勝優勝を果たした。2011、2015年とW杯を連覇し、世界最強と目されるNZと過去数年にわたり互角に戦っているのだ。
その強みは、SOがキックを上げ頑健なFWがプレッシャーをかけて、ボールを獲得したらBK展開するという、非常にシンプルでオーソドックスな戦法を徹底して行っていること、またHOベスト(主将)、FLオマーニー、SHマレー、SOセクストン、FBカーニーら中心選手が長年活躍を続けている点にあると思う。また近年WTBストックデール、CTBリングローズらBKに若手が台頭してきた。弱点があるとすれば選手層の薄さではないだろうか。特に現在世界一のSOと言われる34歳のセクストンに怪我があった場合が心配される。現に前回大会では、期待されながら、セクストンと主将だったLOオコンネルがグループリーグで負傷してしまい、決勝トーナメント1回戦でアルゼンチンに敗れ去った。とはいえ、おそらく今大会も、前回同様、グループAを1位突破するだろう。

スコットランドはここ数年、6Nで中位の成績が続いている。同国の特徴は、基本に忠実で堅実なラグビーをする点にある。その結果、番狂わせを起こすことはないが、格下に取りこぼすこともないという状態が続いている。最近はSOラッセルが積極的にBK展開する攻撃ラグビーを見せることもある。ジャパンとしては、スコットランドを破って2位に食い込み、史上初の決勝トーナメント進出を果たしたいところだ。
ジャパンはW杯で過去3回スコットランドと対戦していずれも敗れている。上記のようにスコットランドが格下に取りこぼすことの少ないチームであることを考えると、日本人以外は、スコットランド有利と見るのが普通の見方だろう。
ただスコットランドはFWのパワーはアイルランドより劣る印象だ。BKも、レイドローとラッセルのHB団とFBホッグは良い選手だが、それ以外は傑出した選手がいないように思う。攻撃のオプションはジャパン以上に少ないと思われる。
ジャパンが一昨日の南ア戦で示したように、スクラム、ラインアウトで世界一、二の南アに対抗できるくらい力をつけていること、フィジカル面も強化されていること、ジャパン伝統のスピードと運動量の豊富さは健在で、攻撃のオプションはむしろジャパンの方が広いことを考えると、決して勝てない相手ではない。

ジャパンは10月13日、横浜でのグループリーグの最終戦でスコットランドと対戦する。管理人は、ジャパンが横浜でのスコットランド戦を制して決勝トーナメントに進出するのではないかと予想している。理由は、9月の日本は暑い。スコットランドの選手の大半は寒冷な自国やイングランドでプレーしている。開幕後3週間にわたり、慣れない日本の暑さの中でプレーするうちに疲れが出てくるのではないかと思うからだ。もちろんジャパンを贔屓目に見ているせいもあるが。

グループAはこれら3ヶ国以外にサモアが実力を有している。同国にとってラグビーは国技であり、現に同国は1990年代に2回にわたり決勝トーナメント進出を果たした。だが同国は近年、有望選手のヨーロッパやNZへの流出が相次ぎ、ナショナル・チームは低迷している。前回2015年大会でも、グループリーグでスコットランド、ジャパンと対戦し、スコットランドに惜敗しジャパンに完敗した。今回のチームは、トゥイランギ兄弟やナナイ・ウィリアムズのいた前回と比べ個々の選手のタレントが落ちるように思う。それでも選手個々の能力は元々高い国なので、チームとして結束できればジャパンに一泡吹かせる可能性はある。ジャパンとしては、油断は絶対に許されない相手だ。

なおジャパンが決勝トーナメント進出を果たしたとしても、それ以上上位には進めない。トーナメント表を見れば分かるが、グループA2位は決勝トーナメント初戦でNZまたは南アと対戦することになる。ジャパンはどんなに健闘してもベスト8止まりということだ。それでも史上初の快挙である。

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